ピカラ光の解約金はいくら?違約金・工事費残債の精算ルールを解説

ピカラ光の解約金はいくら?違約金・工事費残債の精算ルールを解説

結論: ピカラ光は最低利用期間が2年で、更新月以外に解約すると解約月の基本利用料相当額と宅内工事費の精算額が請求されます。公式の表記は「更新月(24ヶ月目)以降の3ヶ月間」で、この期間に解約すれば解約手数料はかかりません。

目安: 「でんきといっしょ割コース・戸建て1ギガ・ネットのみ」(月額4,620円)で、利用1ヶ月目に解約すると4,620円+24,200円=28,820円、12ヶ月目なら4,620円+12,540円=17,160円、23ヶ月目なら4,620円+990円=5,610円(いずれも税込)です。工事費の精算額は、1〜23ヶ月目のすべてを下の表に載せました。

ピカラ光への申し込みを検討している方の多くが気になるのが、「途中で解約することになったら、どれくらいの費用がかかるのか」という点ではないでしょうか。光回線は基本的に2年契約が主流で、解約のタイミングによっては違約金や工事費の残債が発生します。

この記事では、ピカラ光公式サイトで確認できる情報をもとに、最低利用期間や更新月のルール、解約時にかかる費用の計算、解約の手続きを整理します。本記事は2026年10月24日にピカラ光公式サイト(pikara.jp)の注意事項・長期割引のページと、お客さまサポート(support.pikara.jp)の掲載内容を確認した情報をもとに作成しています(2026年8月の初版を訂正しました)。料金や条件は変更される可能性があるため、契約前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

本記事で分かること

  • ピカラ光の最低利用期間と更新月の仕組み
  • 解約時にかかる費用の内訳と、1・12・23ヶ月目に解約した場合の計算例
  • 工事費の精算額(1〜23ヶ月目の月別一覧)と、解約の手続き
  • 初期費用0円キャンペーンの条件と再契約時の注意点
  • 戸建て・マンションの月額料金プラン一覧
  • 2022年6月30日までに契約した人の解約費用の確かめ方
  • 光でんわ・光テレビ・レンタル機器の解約費用と返却、セット割が外れる影響

ピカラ光の契約期間と更新月はいつ?

ピカラ光の最低利用期間は2年間です。更新月は24ヶ月目以降の3ヶ月間で、この期間中に解約すれば解約手数料はかかりません。更新月を過ぎると自動的に契約が更新され、再び2年間の契約期間がスタートします。

公式の長期割引ページの書き方は「更新月(24ヶ月目)以降の3ヶ月間の解約は、解約手数料不要」です。本記事では、更新月の24ヶ月目を含めた24・25・26ヶ月目の3か月と読んでいます。24ヶ月目とは別に「その後の3ヶ月」が付くわけではなく、4か月ではありません。ただし最終日の数え方は契約日によって前後し得るため、解約を申し込む前に、自分の無料期間の最終日をMyピカラの契約情報かピカラの窓口で確認してください。

この読み方の根拠は約款にあります。約款(光ネットサービス契約約款、2026年10月1日版)の料金表は、長期割引の解約手数料がかからない場合を「更新月、翌月及び翌々月に廃止があった場合」とし、更新月を「長割適用期間が満了する月」と定めています。更新月・翌月・翌々月は3か月で、本記事の24〜26ヶ月目と同じ数え方です。ただし、約款も「何ヶ月目」とは数字で書いていないため、自分の契約の最終日が約款から確定するわけではありません。確定できない点として、上の確認をしてください。

契約からの月数(利用月数) 解約したときの費用
1〜23ヶ月目 解約月の基本利用料相当額(公式の呼び方は「ピカラ光ねっと解約金」)+その月数の工事費の精算額(長期割引の解約手数料は別にかからない)
24〜26ヶ月目(更新月以降の3ヶ月間) 解約手数料は不要、工事費の精算もなし
27ヶ月目以降(自動更新後の新しい2年間) 工事費の精算はなし。新しい2年の途中で解約すると、「長期割引制度の解約手数料」(解約月の基本利用料相当額)がかかる

自動更新を止めたい場合は、更新月までにMyピカラから自動継続の解除申込が必要です(公式の長期割引ページ)。更新月がいつなのかは、Myピカラの契約情報や契約書類で確認できます。分からない場合は、ピカラ光の窓口(電話は下の「解約の手続き」に記載)に問い合わせるのが確実です。

2022年6月30日までに契約した人の解約費用は?

2022年6月30日までにピカラ光ねっとを申し込んだ人は、工事費の扱いが現在の契約と違います。ピカラ光の運営会社STNetの「光ネットサービス契約約款」(2026年10月1日版、約款のPDF、2026年10月24日確認)の工事費の欄は、申込みの時期ごとに次のように書き分けています。

ピカラ光ねっとの申込み時期 約款の工事費の扱い(回線終端装置工事費・配線工事費) 解約時の工事費の精算
2022年6月30日まで 「施工した工事に係る回線終端装置工事費および配線工事費の支払を要します」 約款に、月別の精算表の金額を適用するとは書かれていない。工事の費用の精算の有無と額は、契約書面か窓口で確認
2022年7月1日〜2023年3月31日 約款が名前を挙げた提供区域(ピカラ(香川)・ピカラさぬき市・ピカラ東かがわ・ピカラ(愛媛)・ピカラ新居浜・西条・ピカラ(徳島)・ピカラ海部・ピカラKCB・ピカラ中土佐)に限り、23ヶ月以内の解約の場合に、継続利用期間に応じた金額(このページの月別の表と同じ) 上の区域は月別の表のとおり。ほかの区域の扱いは約款のこの欄に書かれていないため、契約書面で確認
2023年4月1日以降 23ヶ月以内の解約の場合に、継続利用期間に応じた金額(このページの月別の表と同じ) このページの月別の表のとおり

解約金そのものは、現行(2026年10月1日版)の約款では「ピカラ光ねっとの基本額に、長期契約割引およびセット割引及びトリオ割引に係る利用規約に定める割引を適用した額」と、1つの式で書かれています。2022年6月30日までの申込みに別の金額があるかを、STNetの告知で確かめました。

公式の告知で確認できた、改定前の解約金:STNetは2022年6月24日付で「ピカラ光サービスにおける解約金等の変更とこれに伴う約款等の変更について」を出し、解約金・解約手数料・工事費の扱いを2022年7月1日から変えました。この告知のページは、STNetの現在のサイトでは開けません(2026年10月24日確認)。Internet Archiveに保存された告知の本文と光ネットサービス契約約款の新旧対照表(PDF)で、告知の内容と、改定前(2022年4月18日版)の約款の解約金の表を読めました。主な金額は次のとおりです(税込、初期提供開始日から解除までの月数。新旧対照表の「旧」の欄)。

品目・提供区域(改定前の約款の区分) 申込み時期 15ヶ月以内の解約 16〜23ヶ月の解約
10Gb/s(ピカラ(香川)・ピカラ(愛媛)・ピカラ愛媛CATV・ピカラ(徳島)・ピカラKCB) 2022年2月1日以降 38,500円 11,000円
1Gb/s(ピカラ(香川)・ピカラ(愛媛)・ピカラ(徳島)・ピカラKCB) 2012年1月1日以降 38,500円 11,000円
1Gb/s(同上) 2011年12月31日より前 33,000円 5,500円
1Gb/s(ピカラCVC) 2012年6月1日以降 38,500円 11,000円

この表は主な区域だけです。ほかの提供区域では、申込み時期の区分がない区域(ピカラさぬき市・ピカラ東かがわ・ピカラ海部など)があり、11ヶ月以内に30,000円(税込33,000円)とする区分や、残余の期間に対応する利用料金に相当する額とする区分もあります。自分の区域の行は、新旧対照表のPDFで見てください。長期割引の解約手数料は、改定前は10,000円(税込11,000円)でした。2022年7月1日の改定で、解約金も解約手数料も「基本額に割引を適用した額」の式に変わりました。

確認できていない点:告知にも新旧対照表にも、改定前に申し込んだ人に旧い金額を使い続けるかどうかは書かれておらず、現行の約款にも旧い金額の表は残っていません。2022年6月30日までに申し込んだ人の今の解約金が、上の旧い金額なのか、現行の式の金額なのかは、公式の文書だけでは決まりません。一部の比較サイトにある38,500円・11,000円という金額は、この改定前の約款の金額と一致しますが、今の契約に当てはまるかは、そのサイトの記述では判断できません。次の質問で、窓口に確かめてください。

古い契約の人が窓口に聞く文面:「2022年6月30日までにピカラ光ねっとを申し込みました(初期提供開始日は〇年〇月です)。今月解約する場合の、①解約金の金額(改定前の約款の金額か、現行の式か)、②宅内工事費の精算の有無と額、③撤去費用、④光でんわの解約金を、契約時の約款にもとづいて教えてください。」ピカラインフォメーションダイヤル(0800-100-3950、平日9:00〜18:00・土日祝9:00〜17:00)で、契約書面(重要事項説明書)を手元に置いて聞いてください。

ピカラ光の違約金はいくら?解約時にかかる費用の内訳

ピカラ光を更新月以外のタイミングで解約すると、解約月の基本利用料相当額と、宅内工事費の残債が請求されます。それぞれの内容を見ていきましょう。

解約月の基本利用料相当額

契約期間中に解約すると、解約する月の基本利用料に相当する金額が発生します。これは日割りではなく、解約月の利用料金分がそのままかかる仕組みで、長期割引などの割引適用後の料金が基準です(公式の注意事項ページ)。自分のコースの月額は、下の「月額料金プランを比較する」の表が目安になります。

「解約月の基本利用料相当額」は、時期によって呼び名が変わる

同じ「解約月の基本利用料相当額」でも、公式ページでは解約するタイミングによって呼び名が違います。ピカラ光ねっと注意事項のページと長期割引のページ(2026年10月24日確認)の書き方を表にしました。

解約するとき 公式の呼び名 一緒に請求されるもの
1〜23ヶ月目(最低利用期間2年の途中) 「ピカラ光ねっと(1Gプラン・10Gプラン)解約金」(解約月の基本利用料相当額) 宅内工事費の精算額。長期割引の解約手数料は不要
24〜26ヶ月目(更新月以降の3ヶ月間) なし(解約手数料不要) なし
27ヶ月目以降(自動更新後の長割適用期間の途中) 「長期割引制度の解約手数料」(解約月の基本利用料相当額) 工事費の精算はなし

呼び名は違っても、金額の求め方は同じです。約款では、解約金も解約手数料も「解約日の前日の属する料金月の起算日における基本額に、長期契約割引などの割引を適用した額」とされています。1〜23ヶ月目に「解約金」と「長期割引の解約手数料」の両方が請求されるわけではなく、請求されるのは「解約金(解約月の基本利用料相当額)」と工事費の精算額です。割引適用後の額なので、自分の額は、このページの月額の表を目安に、Myピカラの契約内容で確認してください。

長期割引の解約手数料が0円になる提供区域と、27ヶ月目以降の例

自動更新後の新しい2年の途中で解約すると、長期割引の解約手数料(解約月の基本利用料相当額)がかかります。たとえば月額4,620円(でんきといっしょ割コース・戸建て1ギガ・ネットのみ)のままなら、27ヶ月目に解約した時の解約手数料は4,620円で、工事費の精算はありません。

ただし、約款(光ネットサービス契約約款、2026年10月1日版)の料金表は、次の提供区域では、この長期割引の解約手数料を0円としています。ピカラCVC[エリア区分(2)]、ピカラ東かがわ、ピカラUCAT[エリア区分(2)]、ピカラ西予、ピカラ八西、ピカラテレビあなん[エリア区分(2)]、ピカラMTC[エリア区分(2)]、ピカラ海部、ピカラなか、ピカラゆすはら、ピカラ香南、ピカラ日高、ピカラ中芸、ピカラおおとよ、ピカラおちです。0円になるのは長期割引の解約手数料だけで、1〜23ヶ月目の解約金と工事費の精算は対象外です。自分の住所がどの提供区域にあたるかは、ピカラの提供エリア検索か、契約書面、窓口で確認してください(ピカラ公式の長期割引のページには、この区域の一覧は載っていません)。

宅内工事費残債の考え方

ピカラ光を利用する際にかかる宅内工事費は、契約後24ヶ月かけて分割で相殺される仕組みになっています。つまり、契約からの経過月数が浅いほど残債は大きく、契約が2年に近づくにつれて残債は少しずつ減っていきます。24ヶ月目以降(更新月以降)に解約する場合は、工事費の精算はありません。

利用月数ごとの宅内工事費の精算額(公式の注意事項ページ「解約時に精算いただく工事費」の表、税込)を、1〜23ヶ月目まですべて載せます。2026年10月24日に確認しました。1ヶ月目が24,200円で、月ごとに減り、24ヶ月目以降は精算がありません。

利用月数 回線終端装置工事費 配線工事費 精算額の合計
1ヶ月 7,700円 16,500円 24,200円
2ヶ月 7,260円 15,730円 22,990円
3ヶ月 6,930円 14,960円 21,890円
4ヶ月 6,600円 14,300円 20,900円
5ヶ月 6,270円 13,530円 19,800円
6ヶ月 5,940円 12,870円 18,810円
7ヶ月 5,610円 12,100円 17,710円
8ヶ月 5,280円 11,440円 16,720円
9ヶ月 4,950円 10,670円 15,620円
10ヶ月 4,620円 10,010円 14,630円
11ヶ月 4,290円 9,240円 13,530円
12ヶ月 3,960円 8,580円 12,540円
13ヶ月 3,630円 7,810円 11,440円
14ヶ月 3,300円 7,150円 10,450円
15ヶ月 2,970円 6,380円 9,350円
16ヶ月 2,640円 5,720円 8,360円
17ヶ月 2,310円 4,950円 7,260円
18ヶ月 1,980円 4,290円 6,270円
19ヶ月 1,650円 3,520円 5,170円
20ヶ月 1,320円 2,860円 4,180円
21ヶ月 990円 2,090円 3,080円
22ヶ月 660円 1,430円 2,090円
23ヶ月 330円 660円 990円
24ヶ月以降 ― ― 精算なし

16ヶ月目の配線工事費には公式の注記があり、ピカラUCATとピカラ(宇和島市)の提供区域で長期契約割引が適用されていない場合に限り、4,800円(税込5,280円)とされています。それ以外の区域・条件では、上の表の額です。

具体例:契約1ヶ月目で解約した場合

契約してすぐに解約するケースを例に、費用のイメージを確認してみましょう。

項目 金額(税込)
回線終端装置工事費(解約時に精算) 7,700円
配線工事費(解約時に精算) 16,500円
合計 24,200円

公式の「解約時に精算いただく工事費」の表では、契約1ヶ月目の解約で、回線終端装置工事費7,700円+配線工事費16,500円=24,200円(税込)です。これは工事費だけの額で、解約月の基本利用料相当額が別に加わります。工事費の精算額は月ごとに減り、24ヶ月目以降は精算がありません(公式の注意事項ページ)。これは契約からわずか1ヶ月での解約という、最も費用が大きくなるケースの例です。契約期間が進むほど宅内工事費残債は減っていき、更新月(24ヶ月目以降)に解約すれば工事費残債はかからなくなります。

公式サポートには、解約時の機器撤去費用も書かれています。屋内に残置する場合は0円、軒先に残置する場合は5,500円、引込線を全撤去する場合は11,000円です(税込、徳島市・高知市・松山市・高松市の場合。それ以外の県都外は各ケーブルテレビ会社によって異なります)。

契約直後の解約リスクを避けたい場合は、少なくとも数ヶ月〜1年程度は利用を続ける前提で契約を検討したほうが、想定外の出費を抑えやすいといえます。

具体例:1・12・23ヶ月目に解約した場合の合計

解約時の合計は、「解約月の基本利用料相当額」と「工事費の精算額」の足し算です。月額は下の料金表の1ギガの額、工事費の精算額は上の表の合計の額を使います(いずれも税込)。

解約するとき でんきといっしょ割・戸建て・ネットのみ(月額4,620円) でんきといっしょ割・マンション・ネットのみ(月額3,520円) フラットコース・戸建て・光でんわセット(月額5,940円)
1ヶ月目(工事費24,200円) 4,620円+24,200円=28,820円 3,520円+24,200円=27,720円 5,940円+24,200円=30,140円
12ヶ月目(工事費12,540円) 4,620円+12,540円=17,160円 3,520円+12,540円=16,060円 5,940円+12,540円=18,480円
23ヶ月目(工事費990円) 4,620円+990円=5,610円 3,520円+990円=4,510円 5,940円+990円=6,930円
24〜26ヶ月目(更新月以降) 解約手数料・工事費の精算ともに0円(撤去費用は別、下の「解約の手続き」参照)

この表は、公式の料金シミュレーションの月額を当てはめた目安です。割引の適用状況によって解約月の基本利用料相当額は変わるため、自分の額はMyピカラの契約内容で確認してください。

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ピカラ光でんわ・光テレビ・オプションの解約費用

ピカラ光ねっとと一緒に契約している光でんわ・テレビ・オプションは、解約の費用が別です。公式の記載(ピカラ光でんわ注意事項、ピカラ光でんわのページ、お客さまサポートの解約のページ、2026年10月24日確認)をまとめました。

サービス 最低利用期間 期間内に解約した時の費用 注意
ピカラ光でんわ 1年間 「ピカラ光でんわ」解約金(解約月の基本利用料相当額)。約款の解約金は、基本利用料・番号利用料・端末等使用料の合計額。月額基本料が1回線1番号で550円(税込)のみの契約なら、550円が目安 解約月の月額は日割りにならない。番号を他社で使い続けるなら、解約までに番号ポータビリティの申込と切替工事が必要で、使わない場合はピカラが番号廃止の手続きをする。ピカラ光ねっととのセットが無線ルーターのレンタル料無料の条件で、ネットだけが残るとレンタル料は月660円(税込)
光テレビなどのテレビサービス(地域のテレビサービス会社) ピカラの解約ページに記載なし 金額はピカラの解約ページに書かれていない ピカラ光を解約しても自動では解約にならない。お住まいの地域のテレビサービス会社へ、別に解約を申し込み、解約金の有無と額もそこで確認
STNetと契約しているオプションサービス — ピカラ光の解約で自動的に解約になる 解約月の月額(オプション含む)は日割りにならない
解約に伴う機器の撤去 — 屋内残置0円、軒先残置5,500円、引込線全撤去11,000円(税込。徳島市・高知市・松山市・高松市以外の県都外は、各ケーブルテレビ会社で異なる) 撤去の立会いが必要。借家は所有者、集合住宅はオーナーの意向で撤去方法が決まる。希望日の7〜10営業日以上前に連絡

光でんわの解約金は、約款(光電話サービス契約約款、2026年5月1日版)で「光電話サービスの基本利用料、番号利用料、端末等使用料の合計額」とされています。コース1(光でんわ)の1回線1番号は、基本利用料が「-」、番号利用料が100円(税込110円)、端末等使用料(光電話アダプタ1回線)が400円(税込440円)で、110円+440円=550円です。ピカラ光でんわのページの月額基本料500円(税込550円)と同じ額です。ユニバーサルサービス料は、この合計額に入っていません。複数回線・複数番号や別のコースは、同じ式で額が変わるので、自分の額はMyピカラか窓口で確認してください。

一部の比較サイトには、光でんわの解約金を5,500円とするものがあります。この5,500円は、2022年7月1日の改定前の約款(光電話サービス契約約款の新旧対照表、Internet Archiveの保存版)の金額で、改定前は5,000円(税込5,500円)でした(コース1の光ネットと同時に解約した場合は適用しないという注記つき)。現行の約款は合計額の式なので、この記事は550円とします。2022年6月30日までに契約した人に旧い5,500円が今も適用されるかは、光ネットと同じく、公式の文書に書かれていないため、窓口で確認してください。光テレビの解約金は、公式のピカラのページに金額がないため、この記事では書きません。

レンタル機器・撤去する設備の返却方法と、返さなかった時の請求

返却が必要な機器と、返さなかった時の請求を、公式の記載にある範囲でまとめました(ピカラ無線ルーターのページ、ピカラ光ねっと注意事項、お客さまサポートの解約のページ、2026年10月24日確認)。

機器 返却の方法 期限 返さなかった時の請求
ピカラ無線ルーター(レンタル) Myピカラから解約を申し込み、機器をSTNetお客さまセンター宛に返送する。ピカラ光でんわを使っている場合は、ピカラから届く交換用機器に取り替えたあとで返送する 解約申込みから1か月以内 機器購入代相当額を請求(金額は公式のページに書かれていない)。返却をもって解約処理が完了するので、返送しないとレンタル契約が終わらない
回線終端装置などの設備 解約に伴う撤去工事に立ち会う。撤去方法は屋内残置・軒先残置・引込線全撤去から決まる 撤去を希望する日の7〜10営業日以上前に、ピカラインフォメーションダイヤルへ連絡 公式の解約ページに、設備を返さなかった時の請求額の記載なし。撤去費用は屋内残置0円、軒先残置5,500円、引込線全撤去11,000円(税込)
そのほかの貸与端末 公式の注意事項に、返却方法の記載なし 記載なし お客さまの過失で故障または紛失した場合は、所定の貸与端末損害料を請求(金額の記載なし)

ルーターのレンタル料は、ピカラ光ねっとのみの契約で月660円(税込)です。返却が遅れると、解約後もレンタル契約が続くことになるため、解約を申し込んだ日に、返送の手配も済ませてください。返送先の住所は、ピカラ無線ルーターのページに書かれています。

初期費用0円キャンペーンと再契約時の注意点

ピカラ光では「初期費用0円」キャンペーンが実施されており、契約事務手数料などの初期費用は原則として請求されません。新規契約のハードルを下げてくれる内容ですが、一点だけ注意しておきたい条件があります。

それは、解約から6ヶ月未満の期間に同じ場所での利用を目的に申し込む場合、3,300円の初期費用が必要になるというルールです。引っ越しなどの予定がなく同一住所での利用を続ける場合は問題ありませんが、「一度解約して、また同じ部屋で契約し直す」といった使い方をする際には、この費用がかかる点を覚えておきましょう。

ピカラ光の月額料金プランを比較する

解約タイミングを判断するうえでは、そもそも自分が契約しているプランの月額料金を把握しておくことも大切です。ここでは公式サイトの料金シミュレーションで確認できる戸建て・マンションそれぞれの月額料金を整理しました。

戸建てタイプの月額料金

プラン 1G 10G
フラットでんき割(光でんわセット) 5,830円 7,480円
でんきといっしょ割(ネットのみ) 4,620円 6,270円
フラットコース(光でんわセット) 5,940円 7,590円
ステップ2コース(初年度、ネットのみ) 4,950円 6,600円

マンションタイプの月額料金

プラン 1G 10G
フラットでんき割(光でんわセット) 4,510円 6,160円
でんきといっしょ割(ネットのみ) 3,520円 5,170円
フラットコース(光でんわセット) 4,620円 6,270円
ステップ2コース(初年度、ネットのみ) 3,740円 5,390円

マンションタイプは、公式のシミュレーションで、通常4,000円(税込4,400円)、「ず〜っと800円割引」で3,200円(税込3,520円)と表示されます。FAQの4,400円は割引前の通常料金で、矛盾ではありません。ただし、建物の設備状況によっては、ホームタイプ料金での提供になる場合があります。なお、表のフラットでんき割・フラットコースの金額は、公式のシミュレーションでは「ピカラ光でんわセット」を付けた料金です。一方、でんきといっしょ割とステップ2コースの金額は、ネットのみの料金です。前提が違うため、そのまま並べて比較しないでください。

ステップ2コースは契約年数に応じて割引額が変動するプランです。公式のシミュレーションでは、戸建て1ギガ(ネットのみ)のステップ2コースは、1〜2年目は700円割引で4,950円、3〜4年目は800円割引で4,840円、5〜6年目は900円割引で4,730円、7年目以降は1,000円割引で4,620円(いずれも税込)です。本記事の表は初年度料金です。

ピカラ光の解約の手続き(受付・撤去・光でんわ・オプション)

解約の流れと、解約までに確認することを、公式のお客さまサポートと注意事項から整理します(2026年10月24日確認)。

  • 受付は電話のみ: ピカラサービスの解約は、ピカラインフォメーションダイヤル(通話料無料 0800-100-3950、平日9:00〜18:00・土日祝9:00〜17:00、当社指定日を除く)で受け付けています。
  • 機器の撤去には立会いが必要: 撤去方法は屋内残置(0円)・軒先残置(5,500円)・引込線全撤去(11,000円)から決まります。借家は所有者への確認、集合住宅はオーナーの意向で撤去方法が決まります。希望の撤去日の7〜10営業日以上前に連絡するよう案内されています。
  • 解約月の月額は日割りにならない: 解約日にかかわらず、解約月の月額料金(オプション含む)は日割りになりません(公式の注意事項)。月の途中で解約しても、その月の月額は減りません。
  • 当月解約の締め日: 一部の比較サイトには「毎月10日までに手続きすれば当月で解約できる」という趣旨の記載がありますが、ピカラの解約のお手続き・ピカラ光ねっと注意事項・引越しのページと、約款(2026年10月1日版)のどこにも、10日という締め日は書かれていません(2026年10月24日確認)。公式で言えるのは、撤去を希望する日の7〜10営業日以上前に連絡すること、解約日にかかわらず解約月の月額は日割りにならないこと、受付は電話のみ(平日9:00〜18:00・土日祝9:00〜17:00)であることです。月内に終えたいときは、撤去を希望する日から7〜10営業日以上さかのぼった日までに電話します。約款の料金表通則には「解約日が起算日(各月の初日)以外になる場合は、当該料金月の月額料金をいただく」とあり、月の初日を解約日にすると月額の扱いが変わるように読めますが、公式サポートは「解約日にかかわらず日割りにならない」と案内しています。月初に解約日を指定するときは、その月の月額がかかるかを窓口で確かめてください。
  • 光でんわの番号: ピカラ光でんわの電話番号を他の電話事業者で使い続ける場合は、解約になるまでに、他の電話事業者へ番号ポータビリティの申込と切替工事が必要です。使わない場合は、ピカラが番号廃止の手続きを行い、番号は廃止になります。
  • オプションとテレビ: 株式会社STNetと契約しているオプションサービスは、ピカラ光の解約で自動的に解約になります。テレビサービスを使っている場合は、自分でテレビサービスの連絡先に解約を申し込む必要があります。
  • 貸与した端末: お客さまの過失で故障・紛失した場合は、所定の貸与端末損害料を支払う場合があります(公式の注意事項)。

引越しで解約するとき(四国4県の外へ引っ越す場合を含む)

引越しは、ピカラ光を転居先でも続ける場合と、解約する場合で費用が違います(ピカラお客さまサポートの引越しのページ、約款の第15条、2026年10月24日確認)。

  • 転居先でも続ける(移転):現在の利用場所の機器撤去と、転居先での新規工事が必要になることがあります。転居先で使えるようになるまでに1〜2ヶ月程度かかる場合があり、撤去の立会いと、撤去希望日の7〜10営業日以上前の連絡が必要です。メールアドレスは引き継げます。解約しない限り、移設の期間も月額利用料はかかります。約款は、同じ提供区域内の移転と、別の提供区域の市町村へ跨ぐ移転の両方を、移転申込書で受け付けると書いています。移転で定額利用料が発生しない期間は、最低利用期間・継続利用期間・長割適用期間に含まれません。現契約の機器撤去費は、屋内残置0円、軒先残置5,000円(税込5,500円)、引込線全撤去10,000円(税込11,000円)です(戸建ての場合)。
  • 転居によって解約する:転居によってピカラを解約する場合、サポートページはピカラサービスセンターへの連絡と、解約のお手続き・機器撤去費用のページを案内しています。転居による解約だけに適用される別の解約金の記載は、見当たりません。
  • 四国4県(徳島・香川・愛媛・高知)の外へ引っ越す場合:転居先がピカラの提供区域の外にあたる場合の扱いは、サポートページにも約款にも書かれていません。この場合に解約金を免除するという記載も、サポートページ・注意事項・約款(2026年10月1日版)のどこにも見当たりません(公式に記載なし)。約款には「当社の判断により、解約金を減免することがある」とだけ書かれています。引越し先と引越し日が決まったら、窓口に「転居による解約で、解約金・工事費の精算・撤去費用はいくらか。減免の対象になるか」を、契約の月数を伝えて聞いてください。

解約するとau・UQ mobileのセット割が外れる(家族の台数別の損失額)

ピカラ光ねっとを解約すると、auスマートバリューもUQ mobile自宅セット割も、割引は「解約月の前月」で終了します(ピカラのau/UQ mobileご利用の方のページ、2026年10月24日確認)。割引は最大月1,100円(税込)で、適用にはピカラ光でんわセット(ピカラ光ねっと+ピカラ光でんわ)が条件です。回線数は、auが合計10回線まで、UQ mobileもau回線と合わせて10回線までです。光回線を乗り換える前に、家族のスマホで失う割引を、次の表で足し算してください。

割引が月1,100円の回線の数 1か月の損失額 1年(12か月)の損失額 2年(24か月)の損失額
1台 1,100円 13,200円 26,400円
2台 2,200円 26,400円 52,800円
3台 3,300円 39,600円 79,200円
4台 4,400円 52,800円 105,600円
5台 5,500円 66,000円 132,000円
10台(上限) 11,000円 132,000円 264,000円

式は、1,100円×台数×月数です。割引額はスマホのプランで違い、公式のページでは、auのU18バリュープランが550円、UQ mobileのくりこしプラン+5GのS/Mが638円、Lが858円です(auとUQ mobileの公式ページ、2026年10月24日確認)。この額の回線は、1年の損失額が550円×12=6,600円、638円×12=7,656円、858円×12=10,296円です。たとえば、でんきといっしょ割・戸建て・ネットのみで12ヶ月目に解約する場合(上の計算で17,160円)、割引が月1,100円のスマホが2台あれば、解約後は1年で26,400円の割引がなくなる計算です。光回線を乗り換えたあとも、乗り換え先がauスマートバリューやUQ mobile自宅セット割に対応していれば、割引を続けられる場合があります。乗り換え先の条件は、次の記事で確かめてください。光でんわだけを先に解約する場合は、適用条件がピカラ光でんわセットのため、割引が続くかをピカラとau・UQ mobileの窓口に聞いてください。

他社の解約金と比較したい方へ

ピカラ光の解約金の条件(2年の最低利用期間、更新月、工事費の精算)は、他社の光回線と同じではありません。乗り換え先を決める前に、今のピカラ光で「いつ解約すればいくらか」を上の表で確かめ、その金額と乗り換え先の条件を並べて判断してください。他社の解約金・撤去費用を補填してくれる特典がある回線もありますが、条件は会社ごとに違います。

地域の光回線の解約条件は、次の記事にそれぞれ公式の確認結果をまとめています。

まとめ:ピカラ光の解約前に確認すべきポイント

ピカラ光の解約金・工事費精算について、ここまでの内容を整理します。

  • 更新月の確認:公式の表記は「更新月(24ヶ月目)以降の3ヶ月間」(本記事では24〜26ヶ月目と読む)。このタイミングで解約すれば解約手数料はかからない。最終日はMyピカラか窓口で確認する
  • 工事費残債の考え方:1ヶ月目の24,200円から23ヶ月目の990円まで月ごとに下がり(月別一覧は本文の表)、更新月以降はゼロになる。12ヶ月目なら4,620円+12,540円=17,160円のように、月額との足し算で総額が出る
  • 初期費用0円の条件:契約事務手数料等は原則無料だが、解約から6ヶ月未満に同一場所で再契約すると3,300円が発生する
  • 解約の手続き:受付は電話のみ(0800-100-3950)。撤去の立会いがあるため、希望日の7〜10営業日以上前に連絡する
  • 古い契約・周辺の費用:2022年6月30日までの申込みは工事費の扱いが違い、改定前の約款には15ヶ月以内38,500円・16〜23ヶ月11,000円などの解約金があった(STNetの新旧対照表)。いまも旧額が適用されるかは公式の文書に書かれていないため、契約書面か窓口で確認。光でんわの解約金は現行の約款で550円(月額基本料と同じ式)、最低利用期間1年、無線ルーターは解約申込み後1か月以内に返送
  • 引越し:四国4県の外へ引っ越す場合の解約金の免除は、公式に記載なし。窓口で減免の対象かを聞く
  • セット割が外れる影響:ピカラ光ねっとを解約するとau・UQ mobileのセット割は解約月の前月で終わる。月1,100円の回線が2台なら1年で26,400円、3台なら39,600円の損失

契約期間中の解約リスクをきちんと理解したうえで契約すれば、想定外の出費に慌てることもなくなります。最新のキャンペーン内容や料金プランの詳細は、以下から公式情報を確認してみてください。

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よくある質問(FAQ)

Q. ピカラ光の更新月以外で解約するとどうなりますか?
A. 解約月の基本利用料相当額と、契約経過月数に応じた工事費の精算が発生します。契約1ヶ月目に解約した場合、工事費の精算だけで24,200円(税込)になる例が公式サイトで示されています。たとえばでんきといっしょ割コース・戸建て・ネットのみ(月額4,620円)で12ヶ月目に解約すると、4,620円+12,540円=17,160円(税込)です。

Q. 更新月はどうやって確認できますか?
A. 公式の表記は「更新月(24ヶ月目)以降の3ヶ月間」で、本記事では24〜26ヶ月目の3か月と読んでいます。正確な日付と最終日はMyピカラの契約情報や契約書類、またはピカラ光の窓口で確認できます。

Q. 工事費残債はいつまでかかりますか?
A. 契約から24ヶ月かけて逓減する仕組みで、24ヶ月目以降(更新月以降)に解約すれば工事費の精算はありません。1〜23ヶ月目の月別の額は、本ページの表にすべて載せています。

Q. 初期費用0円キャンペーンに条件はありますか?
A. 契約事務手数料などは原則無料ですが、解約から6ヶ月未満に同じ場所で再契約する場合は3,300円が発生します(公式の注意事項)。

Q. ピカラ光の解約はどうやって申し込みますか?
A. 受付は電話のみで、ピカラインフォメーションダイヤル(通話料無料 0800-100-3950、平日9:00〜18:00・土日祝9:00〜17:00)に連絡します。機器の撤去に立会いが必要なため、撤去を希望する日の7〜10営業日以上前に連絡するよう案内されています。

Q. マンションタイプの月額料金はいくらですか?
A. 公式のシミュレーションでは、通常4,000円(税込4,400円)、「ず〜っと800円割引」で3,200円(税込3,520円)と表示されます。建物の設備状況によってはホームタイプ料金になることがあるため、契約前に公式のシミュレーションで個別に確認してください。

Q. 2022年6月以前に契約したピカラ光を解約すると、解約金はいくらですか?
A. 現行の約款(2026年10月1日版)と注意事項のページには、旧い解約金の金額表がありません。STNetの2022年6月24日付の告知に付いた新旧対照表(2022年7月1日の改定前の約款)には、15ヶ月以内38,500円・16〜23ヶ月11,000円などの金額が、提供区域と申込み時期ごとに載っています。ただし、改定前に申し込んだ人に旧い金額がいまも適用されるかは、公式の文書に書かれていません。契約書面(重要事項説明書)を手元に、ピカラインフォメーションダイヤル(0800-100-3950)で、解約金・工事費の精算・撤去費用を確認してください。

Q. ピカラ光を解約すると、auスマートバリューやUQ mobile自宅セット割はどうなりますか?
A. ピカラ光ねっとを解約すると、割引は解約月の前月で終了します。割引が月1,100円の回線が2台なら1年で26,400円、3台なら39,600円の割引がなくなります(1,100円×台数×12か月)。


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この記事はYohei(通信系Web販売代理店で事業責任者9年・光回線比較サイト運営責任者3年の実務経験あり)が執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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