WiMAX・ホームルーターの契約で最後まで不安が残るのが「やめるときにいくら取られるのか」です。FreeMax+5Gは契約期間の縛りがなく解約金0円をうたっていますが、解約金が0円であることと、解約時に一切お金がかからないことは別の話です。
この記事では、FreeMax+5Gの解約にまつわる費用を、サービス提供元のサイトに実際に掲載されている利用規約・注文フロー・特定商取引法に基づく表示の記載だけを根拠に整理します。「解約金0円だから気軽に契約していい?」「途中でやめたら端末代を請求される?」「無料で試せる期間は結局何日なの?」という疑問に、金額と条件で正面から答えます。
なお本記事の金額は、サービス提供元のサイト上で確認できた記載に基づくもの(すべて税込)です。契約時点の条件は申込画面でご自身でも確認してください。
結論:解約金・契約期間の縛りは確かにゼロ
先に事実だけ書きます。FreeMax+5Gの契約条件は以下の通りです。
| 項目 | 金額・条件 |
|---|---|
| 契約期間 | 縛りなし |
| 解約金(違約金) | 0円 |
| 端末代金 | 0円(レンタル) |
| 月額料金 | 4,800円 |
| 初期費用 | 3,300円 |
解約金0円という条件は、サービス紹介ページだけでなく、契約条件そのものを定める利用規約(別紙1-1・1-2)や、申込直前の注文フロー、法人向けページでも同じ内容が確認できます。「広告の見出しだけ0円で、規約を読むと違った」というパターンではありません。ここは素直に評価できるポイントです。
そのうえで、以下が本題です。
解約金0円でも請求されうる4つの費用
FreeMax+5Gは端末を買い取るのではなく借りる(レンタル)サービスです。したがって解約時には「端末を返す」という工程が必ず発生し、そこに費用が紐づいています。
① 返却時の送料(利用者負担)
端末の返却費用は利用者負担と明記されています。返却先は東京都新宿区西新宿の指定住所(FreeMax+5G宛)です。
返却するものは契約プランによって異なります。
- モバイルルーター契約:本体のみ
- ホームルーター契約:本体+専用ACアダプター
ホームルーターの人はACアダプターを入れ忘れると付属品の未返却扱いになりうるので、ここは箱を閉じる前に必ず確認してください。
② 返却が遅れた場合の延滞料金:1日につき2,200円
これが最も見落としやすく、かつ金額が伸びる項目です。
解約月の翌月1日午前中までの消印で返却・発送されなかった場合、1日につき2,200円が発生します。仮に10日遅れれば22,000円で、これは端末の損害金27,720円に迫る額です。「解約手続きは済ませたから、端末はそのうち送ればいい」という感覚が一番危険だということになります。
③ 端末を返せない場合の損害金:最大27,720円
端末本体の損害金は、安心補償オプションの加入区分によって3段階に分かれます。
| 加入区分 | 月額 | 端末本体の損害金 |
|---|---|---|
| 安心補償フリー | 550円 | 0円 |
| 安心補償ライト | 275円 | 13,860円(紛失・盗難時) |
| 未加入 | ― | 27,720円 |
安心補償ライトは破損・故障・水没は全額補償される一方、紛失・盗難は補償の対象外で13,860円の自己負担という切り分けになっています。この金額体系は注文フロー・見積フォームだけでなく利用規約の別紙1-3にも同じ3区分で明記されており、契約条件として確定した内容と読めます。
④ 補償に入っていても請求されるケースがある
ここは特に注意が必要です。特定商取引法に基づく表示には、次の但し書きがあります。
盗難・紛失時に警察への届出がない場合、または故障・液晶割れ・水没時に端末の返却が確認できない場合は、安心補償オプションの加入の有無にかかわらず損害金27,720円を負担
つまり、月額550円の安心補償フリーに加入していても、盗難・紛失で警察に届け出ていなければ27,720円ということです。「補償フリーに入っているから何があっても0円」ではありません。万一の際は、まず警察に届出を出して受理番号を残す。これが27,720円を回避する条件です。
❌ よくある誤解:「解約金0円だから、やめるときの出費はゼロ」
⭕ 正しい理解:「解約金は0円。ただし端末を期限内に無事に返せることが前提で、それが崩れると2,200円/日または27,720円が発生する」
💡 このセクションのポイント:FreeMax+5Gで身構えるべきは「違約金」ではなく「返却」。費用が発生する条件はすべて返却に紐づいています。
解約の締切は毎月15日。16日にずれると1ヶ月分よけいに払う
費用の次に効いてくるのが手続きのタイミングです。
- 解約手続きはマイページからのみ。電話・メールでの解約は受け付けていません
- 締切日は毎月15日
- 16日以降の解約申請は「翌月末での解約」になります
16日に申請してしまうと、その月と翌月の2ヶ月分を負担することになります。月額4,800円なので、たった1日の差が4,800円の差です。解約金0円のサービスで実際に発生しうる金額としては、この「1日遅れ」がおそらく最も現実的な損失です。
支払いは毎月1日に当月分が決済される仕組みのため、解約を決めたら月の前半のうちにマイページで手続きを済ませ、その後に端末を発送する、という順番が安全です。
「無料でやめられる」制度は3つあり、日数も条件も全部違う
FreeMax+5Gには、契約後まもない段階で費用を抑えて離脱できる制度が複数あります。日数が8日・8日・15日とバラバラで、しかも適用条件が別物なので、ここを混同すると返金を受けられません。
| 制度 | 期限 | 返ってくるもの | 主な適用条件 |
|---|---|---|---|
| 15日間無料お試し(返金) | 15日以内の返却 | 月額料金+安心補償オプション料金 (初期費用3,300円は返らない) |
同一世帯で初めての利用に限る/お試し期間中のデータ通信量が15GBを超えると対象外 |
| 初期契約解除(利用規約 第十六条第2項) | 出荷連絡の通知を受領した日から起算して8日 | ― | 規約上の解除権 |
| 対応エリア外による解約(特定商取引法に基づく表示) | 商品到着から8日以内に返却 | 初期費用を除いた金額 | 通信量5GB以上の利用は適用外/故障・液晶割れ・水没・SIM破損紛失・ACアダプター破損紛失は適用外/郵送費・振込手数料は利用者負担 |
取りこぼしポイント(ここを外すと返金されません)
「15日間無料お試し」は魅力的な制度ですが、返金されないパターンが明確に決まっています。契約前に4点だけ押さえてください。
- 初期費用3,300円は戻ってこない。返金対象は「初期費用を除く、月額料金+安心補償オプション料金」です。無料お試しという名称ですが、実質的な最低負担は3,300円と考えてください
- 15日間で15GBを超えたら返金対象外。1日あたり1GBのペースです。動画視聴で使い勝手を試すつもりなら、まず超えます。「速度と品質を確かめる」目的なら、通信量を意識しながら短時間で判断するべきです
- 同一世帯で初めての利用に限る。家族の誰かが過去に利用していれば適用されません
- 返却が15日以内であること。ここでも期限は「返却」基準です
そして、対応エリア外による解約の除外条件「5GB以上」と、お試し返金の除外条件「15GB超過」は別制度の別の数値です。エリア外だとわかった場合に使えるのは8日以内・5GB未満のほうなので、混同しないでください。
なお、この15日間お試しについては利用規約側に該当する条項が見当たらず、規約に明記されているのは初期契約解除の8日間のみという状態です(サイト上でこの関係についての説明は見当たりません)。制度としてサイトに継続掲出されている一方で、規約上の裏付けを自分で確認したい方は、申込前に問い合わせ窓口(050-8882-6268/平日11:00〜17:00)で条件を確認しておくと確実です。
解約時の総額シミュレーション
ここまでの条件を、ありがちな3パターンに当てはめます。
パターンA:安心補償フリー加入・期限内に返却
– 解約金0円+損害金0円+返却送料(実費)
– → 実質、返却の送料だけ
パターンB:補償未加入・端末を返却できなかった
– 解約金0円+損害金27,720円
– → 27,720円
パターンC:手続きは済ませたが返却が10日遅れた
– 解約金0円+延滞料金2,200円×10日
– → 22,000円
パターンD:解約申請が16日にずれ込んだ
– 翌月末解約となり、月額4,800円が1ヶ月分追加
– → 4,800円
解約金0円という条件は本物ですが、実際に財布から出ていく金額を決めるのは「返却できたか」「15日までに申請したか」の2点だという構図がはっきりします。
FreeMax+5Gが向く人・向かない人
向く人
– 契約期間の縛りと違約金を絶対に避けたい人。2年・3年の自動更新に縛られる契約が嫌な人にとって、縛りなし・解約金0円は明確なメリットです
– 短期間だけ回線が必要な人(引越しの合間、工事待ち期間など)。端末代0円・工事不要で、やめるときの違約金もゼロです
– 端末を丁寧に扱い、返却期限を守れる人。この条件を満たす限り、離脱コストはほぼ送料だけです
向かない人
– 端末の紛失・破損が不安な人。安心補償フリー(月額550円)に入っても、盗難・紛失で警察への届出がなければ27,720円が発生します
– 手続きの期日管理が苦手な人。15日という解約締切と、翌月1日午前中までという返却期限の2つを守る必要があります
– 「無料お試し」で動画をたっぷり試したい人。15GBを超えた時点で返金対象外になります
よくある質問
Q. 途中解約で端末代を請求されますか?
端末代金は0円(レンタル)で、期限内に返却できれば端末本体の請求はありません。請求が発生するのは、返却が遅れた場合(1日2,200円)と、返却できない・返却が確認できない場合(安心補償の区分に応じて0円/13,860円/27,720円)です。
Q. 電話で解約できますか?
できません。解約手続きはマイページからのみで、電話・メールでの受付はないと明記されています。
Q. 契約したその日に「やっぱりやめたい」と思ったら?
商品発送後のキャンセルはできないとされています。発送後は、初期契約解除(出荷連絡の受領から8日)、対応エリア外による解約(到着から8日以内の返却・5GB未満)、15日間お試しの返金(15GB以下・同一世帯で初回)のいずれかの条件に当てはまるかを確認することになります。
Q. プラスエリアモードを使うと追加費用はかかりますか?
かかります。プラスエリアモード使用時は、いかなる理由においても別途1,100円が必要と明記されています。解約時ではなく利用時の費用ですが、想定外の請求になりやすい項目なので併せて注意してください。
Q. モバイルルーターの充電器は返却が必要ですか?
モバイルルーター(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)にはACアダプターが付属せず、希望する場合は注文画面で「Type-Cケーブル一体型充電器」を1,540円(買いきり)で購入する形になります。買いきりのため返却対象外と読めますが、明示の記載がないため、返却時に不安があれば問い合わせ窓口で確認してください。返却が必要と明記されているのは、ホームルータープランに付属する専用ACアダプターです。
Q. 月額料金は4,800円で確定ですか?
本記事では、商品一覧・商品詳細・注文フロー・利用規約のいずれでも一致して確認できる4,800円を採用しています。ただしサービス提供元のサイト内には、ショップトップページのみ月額4,950円と表示している箇所があり、あわせて月額利用料金改定のお知らせも掲出されています。改定日や適用対象(新規/既存)は掲載箇所からは判別できないため、申込画面に表示される実際の請求額をご自身で確認してください。
契約前チェックリスト
解約で損をしないために、契約前に決めておくべきことは3つです。
- 安心補償に入るかどうかを最初に決める。未加入なら紛失・破損時の自己負担は27,720円で、これは安心補償フリー(月額550円)をおよそ4年分払い続けた場合に相当します。短期利用なら「未加入で慎重に扱う」、長期・持ち歩き中心なら「フリー加入」が判断の目安になります
- 解約する月の15日をカレンダーに入れる。1日ずれると4,800円です
- 端末の箱と付属品を捨てない。ホームルーターは専用ACアダプターの返却が必要です
契約期間の縛りがなく解約金0円という条件は、乗り換えのハードルが低いという点で確かに強みです。そのメリットを実際に受け取れるかどうかは、返却と締切という2つの実務を守れるかにかかっています。
本記事の金額・条件は、FreeMax+5Gのサービス提供元サイト(free-max.com)に掲載されている利用規約・注文フロー・商品ページ・特定商取引法に基づく表示の記載を確認して作成しています(利用規約・料金・安心補償の確認時点:2026年8月30日/特定商取引法に基づく表示の確認時点:2026年8月20日、同表示は2025年12月17日改定)。金額はすべて税込です。条件は変更される場合があるため、申込前に最新の内容をご確認ください。
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