光回線の解約を考えたとき、多くの人がまず調べるのが「違約金はいくらか」です。BIGLOBE光の契約解除料は、1ギガのマンションタイプなら3,000円(不課税)。この数字だけを見ると「思ったより安い」と感じるはずです。
しかし、実際に解約したときに請求される金額は、この契約解除料だけではありません。工事費の残り、受け取ったキャッシュバックの返還、ルーターの割賦や未返却金——契約解除料より一桁大きい金額が動くのは、むしろこちらです。
この記事では、当サイトが申込窓口となっている代理店ページ・BIGLOBEの申込ページで実際に確認できた金額と条件だけを使って、BIGLOBE光を解約したときに何にいくらかかるのかを整理します。「解約金4,100円だと思っていたら、実際は3万円以上の請求が来た」という事態を避けるための記事です。
結論:BIGLOBE光の解約でかかるお金は4種類ある
| # | 請求されるもの | 金額の目安 |
|---|---|---|
| ① | 契約解除料(違約金) | 3,000円〜4,950円(不課税) |
| ② | 工事費の分割残金 | 最大28,600円 |
| ③ | キャッシュバックの返還 | 最大40,000円 |
| ④ | ルーターの割賦残金・未返却金 | 5,000円〜25,872円 |
このうち①だけが一般に「違約金」と呼ばれているものです。金額が最も大きくなりやすいのは②と③であり、解約するタイミングによってはこの2つが同時に発生します。順番に見ていきます。
① 契約解除料(違約金)の実額
代理店(株式会社アウンカンパニー)の料金プランページで確認できた契約解除料は以下のとおりです。いずれも不課税と記載されています。
| タイプ | 区分 | 契約解除料 |
|---|---|---|
| 1ギガ | ファミリータイプ | 4,100円 |
| 1ギガ | マンションタイプ | 3,000円 |
| 10ギガ | (料金プランページの記載) | 4,620円 |
| 10ギガ | (10ギガ紹介ページの記載) | 4,950円 |
注意点1:10ギガは同じサイト内で金額が食い違っている
10ギガタイプの契約解除料は、同じ代理店サイトの中で4,620円と4,950円の2種類の記載があり、この状態が続いています。当サイトの定点確認では、料金プランページが4,620円、10ギガ紹介ページが4,950円と記載していることを継続して確認しています。
どちらが最終的に適用されるのかを断定できる記載は見つかっていません。10ギガを検討している方は、高いほうの4,950円を想定して資金計画を立て、契約前に申込窓口に金額を確認するのが安全です。
注意点2:「何で金額が決まるのか」の軸が資料によって違う
もう1つ厄介なのが、4,100円と3,000円という同じ2つの金額が、資料によって違う分け方で説明されている点です。
- 代理店の料金プランページ:ファミリータイプ4,100円/マンションタイプ3,000円(住居タイプで区分)
- 株式会社INEの記事:3年プラン4,100円/2年プラン3,000円(契約プランで区分)
つまり「戸建てかマンションか」で決まるのか、「3年プランか2年プランか」で決まるのかが、資料間で一致していません。自分の契約が住居タイプ・プランのどちらで見ても高いほう(4,100円)になる可能性を前提に考えておくのが、想定外の請求を避ける現実的な対処です。
② 実は本命:工事費28,600円の残金
BIGLOBE光には「工事費実質無料」の特典があります。ここで重要なのは、工事費が0円になるのではなく、工事費と同額を月額料金から毎月割り引くことで実質0円にしているという点です。
割引のスケジュールは次のように分割されています。
- 3年プラン:初回880円、2〜36回目792円(合計36回)
- 2年プラン:初回1,276円、2〜24回目1,188円(合計24回)
つまり、3年プランなら36カ月かけて、2年プランなら24カ月かけて、少しずつ工事費が相殺されていく仕組みです。
❌よくある誤解/⭕正しい理解
❌「工事費は実質無料だから、いつ解約しても工事費はかからない」
⭕「割引は残りの回数分が受けられなくなり、工事費の分割払いの残金は一括で支払う」
BIGLOBEの申込ページには、工事費の分割払い期間中に解約した場合は残金を一括で支払う必要があると明記されています。割引が途中で止まる一方で分割払いの残りは請求されるため、契約期間の途中で解約するほど、この差額が重くのしかかります。
工事費が28,600円ではないケースもある
料金プランページには、工事費が「状況により3,300円または18,260円の場合あり」との注記もあります。株式会社INEの記事では、この違いを工事の内容別に次のように説明しています。
- 屋内配線の新設あり:28,600円
- 屋内配線の新設なし:18,260円
- NTT局内工事のみ:3,300円
自分の工事がどれに当たるかで、解約時に残る金額の上限が変わります。
転用・事業者変更なら、そもそも残債リスクがない
BIGLOBEの申込ページには、フレッツ光・光コラボレーションからの乗り換え(転用・事業者変更)は工事費が不要との記載があります。新規で回線を引く人と違い、この経路で契約した人には②の請求が発生しません。すでにフレッツ光や他の光コラボを使っている方は、この点で解約時のリスクが一段低いことになります。
③ 金額が一番大きくなりやすい「キャッシュバックの返還」
ここが、契約解除料ばかり調べていると完全に見落とすポイントです。
当サイト経由(代理店=株式会社アウンカンパニー)の申し込みでは、新規申し込み・他社転用・事業者変更のいずれでも、10ギガタイプ40,000円/1ギガタイプ30,000円のキャッシュバックが受けられます。「最大40,000円」という表示は10ギガタイプの金額であり、1ギガタイプで申し込んだ場合は30,000円です。
そして、このキャッシュバックには次の条件があります。
開通月を含め8カ月以上、継続して利用すること。この条件に違反した場合、キャッシュバック金額は全額請求されます。
つまり、開通から8カ月未満で解約すると、契約解除料4,100円とは桁の違う30,000円〜40,000円の返還が発生します。①②③がすべて重なるのが、この「開通して半年前後で解約する」というケースです。
BIGLOBEの申込ページから直接申し込んだ場合のキャッシュバック(1ギガ3年プラン35,000円/10ギガ2年プラン55,000円、開通後12カ月目に受け取り)についても、そもそも12カ月目まで契約が続いていなければ受け取りに到達しません。短期解約を前提にした契約は、どの窓口から申し込んでもキャッシュバックとは相性が悪いと考えたほうが実態に合います。
④ 見落としがちなルーターの割賦と未返却金
回線の解約とは別に、機器の費用が残るケースがあります。
購入(割賦)の場合
ルーター同時申込み特典の対象となっているBUFFALO WXR-9300BE6Pは、販売価格25,872円を48回の分割払い(月額539円)で購入する形です。
ここで注意したいのが期間のねじれです。回線の契約期間は3年プランで36カ月、2年プランで24カ月。一方、ルーターの割賦は48回。つまり、契約期間が満了して回線を解約したあとも、ルーターの支払いだけが残る期間が生まれる構造になっています。
また、このルーター特典の6,600円キャッシュバックは、ルーター契約開始月を1カ月目として12カ月目が適用月であり、適用月の月初2日から45日間以内にBIGLOBEマイページで受け取り手続きが必要です。1年経つ前に解約すれば、この6,600円にも届きません。
レンタルの場合
レンタルルーターを返却しないと、次の金額が請求されます(いずれも不課税)。
- NTT XG-100NE:5,000円
- NEC Aterm WG1200HP4:1台あたり6,000円
開通前に無料で借りられるモバイルWi-Fiルーター(現在は受付を一時停止中との記載)についても、機器損害金25,000円(税込)、充電ケーブル未返却の場合1,100円(税込)と定められています。返却期限は回線開通日を含む10日以内、キャンセル時はキャンセル日を含む10日以内で、いかなる事由でも申込月を含む3カ月後末日までの返却が必須です。返却時の送料は利用者負担となります。
解約金がかからないタイミングはいつ?
契約期間は、3年プランが36カ月、2年プランが24カ月です。
10ギガタイプについては、10ギガ紹介ページに「定期利用期間の最終月とその翌月および翌々月を除く解約時に発生」との記載があります。つまり10ギガは、契約期間の最終月と、その翌月・翌々月の合計3カ月間が契約解除料のかからない期間ということになります。
一方、1ギガタイプについては、当サイトが確認した範囲では同様の「発生しない期間」の明記を見つけられていません。BIGLOBEの申込ページにも「違約金」へのリンクはあるものの、具体的な金額や無料期間の記載は確認できていません。1ギガで解約時期を狙って調整したい場合は、契約中のマイページか申込窓口で自分の更新月を直接確認してください。
なお、契約解除料がかからない月に解約しても、②の工事費残金と③のキャッシュバック返還条件は別物です。「更新月だから何もかからない」わけではない点に注意してください。
他社から乗り換えるなら「他社解約金サポート」を確認する
いま他社の光回線を使っていて、その解約金が理由で乗り換えをためらっているなら、BIGLOBEの申込ページに掲載されている還元の仕組みが選択肢になります。
記載内容は「他社の光回線解約時に負担する契約解除料・工事費残金・撤去費用相当額を還元」、上限は最大40,000円です。他社の違約金だけでなく、他社側に残った工事費残金や撤去費用も対象に含まれると書かれている点が特徴です。
ただし正直に書いておくと、対象条件(転用・事業者変更に限定されるのか等)・受取方法・実施期間については、当サイトの確認では記載を取得できていません。金額だけを当てにして先に他社を解約すると想定と食い違う可能性があるため、申し込み前に窓口へ条件を確認することを強くおすすめします。
また、この還元はBIGLOBEの申込ページ側に掲載されているもので、代理店経由のキャッシュバックとは別枠のものと見られます。申込窓口によって用意されている特典が異なるため、「どこから申し込むか」は解約時のコストにも影響します。
キャッシュバックを取りこぼさないためのチェックリスト
解約時の請求と表裏一体なのが、キャッシュバックの受け取り条件です。当サイト経由の申し込みで適用される条件を、そのまま挙げます。
- [ ] 当サイト経由の申し込み(新規/転用/事業者変更)であること
- [ ] 開通月を含め8カ月以上、継続して利用すること(違反時は全額請求)
- [ ] KDDI請求の支払い方法を、クレジットカードまたは口座振替で登録すること
- [ ] 申込月を含む6カ月後の月末日までに開通すること
- [ ] キャッシュバックの受取口座が契約者本人名義であること
- [ ] 同一住所・同一名義での過去の申込履歴がないこと
特に見落とされやすいのが、支払い方法の登録と6カ月以内の開通です。工事の日程が混み合って開通が遅れると、契約者側に落ち度がなくても期限に触れる可能性があります。申し込み後は工事日の確定を早めに進めてください。
ルーター特典の6,600円は受け取り時期がさらに先で、12カ月目の月初2日から45日間という限られた窓の中でマイページから手続きする必要があります。カレンダーに登録しておかないと、期間を過ぎて無効になります。
よくある質問
Q. 解約金に消費税はかかりますか?
A. 契約解除料は、料金プランページ上で不課税と記載されています。レンタルルーターの未返却時に請求される5,000円・6,000円も同様に不課税と記載されています。
Q. 「実質無料」の工事費は、解約したら結局いくら払うのですか?
A. 分割払いの残金を一括で支払うことになります。工事費の総額は屋内配線の新設あり28,600円、新設なし18,260円、NTT局内工事のみ3,300円のいずれかで、そこから解約時点までに割り引かれた分を除いた残りが請求されます。自分の工事内容と、これまで何回分の割引を受けたかによって金額が変わるため、正確な残額は契約中のマイページか窓口で確認してください。
Q. フレッツ光からの転用でも工事費の残債は発生しますか?
A. BIGLOBEの申込ページには、フレッツ光・光コラボレーションからの乗り換えは工事費不要と記載されています。工事費が発生していなければ、その残債も発生しません。
Q. 申し込みだけしてキャンセルした場合はどうなりますか?
A. 開通前に借りていたモバイルWi-Fiルーターがある場合は、キャンセル日を含む10日以内の返却が必要です。返却がないと機器損害金25,000円(税込)、充電ケーブル分1,100円(税込)が請求されます。
Q. 申込手数料はいくらですか?
A. 1ギガの料金プランページでは新規3,300円(3年プラン)/新規1,100円(2年プラン)/転用2,200円(2年プラン欄)、10ギガ紹介ページでは新規1,100円/転用2,200円/事業者変更3,300円と記載されています。1ギガと10ギガで区分の切り方が異なるため、自分が申し込むタイプの表記で確認してください。
まとめ:解約金の額より「いつ解約するか」で総額が決まる
BIGLOBE光の契約解除料は3,000円〜4,950円(不課税)で、光回線としては高額な部類ではありません。しかし本当に効いてくるのは、次の2つです。
- 開通から8カ月未満で解約すると、キャッシュバック30,000円〜40,000円の全額返還が発生する
- 契約期間の途中で解約すると、工事費(最大28,600円)の分割残金が一括請求される
逆に言えば、この2つを避けられる時期まで使い続ければ、解約時の負担は契約解除料と機器関連の費用に収まります。契約する時点で「最低8カ月、できれば工事費の割引が終わる24〜36カ月」という時間軸を持っておくことが、結果的に一番の節約になります。
これから申し込むなら、キャッシュバックの金額だけでなく、その受け取り条件が自分の住み方(引っ越しの予定など)と噛み合っているかをあわせて確認してください。当サイト経由の申し込み条件・最新の金額は下記から確認できます。
引っ越しが2年以内に確実な方、逆に同じ住まいに長く住む見込みが立っている方とでは、選ぶべきプラン(2年/3年)も変わります。契約期間が短い2年プランは月額が高くなる一方で、工事費の割引期間も24回で終わるため、解約時の残債リスクを早く抜けられるという側面があります。
本記事の情報について
- 掲載している金額・条件は、代理店(株式会社アウンカンパニー、代理店届出番号C1903064)の料金プランページ・10ギガ紹介ページ・特典ページ、およびBIGLOBEの申込ページ(join.biglobe.ne.jp)で確認した内容にもとづきます。
- 検証時点:2026年9月4日
- 金額はすべて記載時点のものです。通信料金は改定が多いため、申し込み前に必ず申込窓口で最新の条件をご確認ください。
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