「auひかりは実質月額◯◯円」という数字を見て申し込んだのに、請求額がまったく違った——というすれ違いは、光回線の料金比較で起こりがちです。原因のほとんどは、記事に書かれた実質月額が「どこまでを引き算に入れたのか」が読者に伝わっていないことにあります。
このページでは、KDDIが公開しているauひかりの料金ページと各特典ページに実際に書かれている数字だけを使って、実質月額を計算し直しました。計算の前提もすべて先に開示します。そして、途中で確認できなくなった部分は「ここから先は断言しない」とはっきり書きます。
先に前提を2つ書いておきます。1つ目は、2026年9月17日からKDDI公式のauひかりのページの最上位は「auひかりプラス」で、従来のauひかり(ホーム1ギガなど)は「その他プラン」の扱いになっていることです。この記事の数字はすべて従来のauひかりのものです(2026年10月14日の確認では、従来のauひかりの新規受付終了の告知は見つかっていません)。auひかりプラスは料金の体系が別なので、公式の https://www.au.com/pr/auhikari_plus/ で確認してください。2つ目は、初期費用の扱いで実質月額が大きく変わることです。ネット+電話は初期費用が実質0円になりますが、ネットのみは初期費用の割引が一部しか付かないため、下の早見表は「初期費用の自己負担」の列を分けて、初期費用込みの数字を出しています。
- 戸建て(ホーム)とマンションで、1年目の実質月額はいくらになるのか
- 「最大15,000円還元」の中身は、本当に15,000円受け取れるのか
- 実質月額の計算から抜け落ちがちな費用(電話・新規登録料・解除料)はいくらか
- 還元を取りこぼす具体的な条件
先に答えを書くと、ホーム1ギガ・ネット+電話の1年目の実質月額は、2026年10月31日までの申込ならau PAY残高還元15,000円相当を引いて約5,130円、11月1日以降の申込は還元がなく6,380円です。auひかりが他の光回線より高いか安いかは、家族のauスマホが何人いるかで変わります。新規登録料4,950円を含め、工事費・還元・窓口のキャッシュバックを入れずに24カ月で均した額を並べると、スマートバリューが月1,100円引きのスマホなら2人、月550円引きのスマホなら4人いる世帯で、GMOとくとくBB光のminiプランより世帯の負担が下がります(表は戸建ての節の「家族のauスマホが何人なら、世帯の負担は下がるのか」)。
まず結論:1年目の実質月額早見表
本記事の実質月額は次の式で出しています。
実質月額(1年目) =(月額 × 12カ月 + 初期費用の自己負担 − 12カ月のあいだに受け取れる還元額)÷ 12
初期費用(工事費含む)は、ネット+電話なら「初期費用相当額割引」で実質0円と案内されています。ネットのみは、その割引のうちネット側の21,996円しか付かないため、ホームでは48,950円−21,996円=26,954円が自己負担として残ります(当サイトの計算、詳しくは後述)。この自己負担を1年目に全額入れた数字を早見表に載せました(分割払いなら支払いは35カ月に分かれますが、総額は変わりません)。ネットのみで初期費用を0円とみなした場合の数字は、表の下に書いてあります。
| 住まい・プラン | 月額(1年目) | 12カ月で受け取れる還元 | 初期費用の自己負担 | 実質月額(1年目・初期費用込み) | 還元なし(11月1日以降の申込) |
|---|---|---|---|---|---|
| ホーム1ギガ・ずっとギガ得(ネットのみ) | 5,610円 | 15,000円相当 | 26,954円 | 約6,606円 | 約7,856円 |
| ホーム1ギガ・ずっとギガ得(ネット+電話) | 6,380円 | 15,000円相当 | 0円 | 約5,130円 | 約6,380円 |
| ホーム5ギガ・ずっとギガ得(ネットのみ) | 5,610円 | 案内に記載なし | 確認できず | 判断できず | 判断できず |
| ホーム10ギガ・ずっとギガ得(ネットのみ) | 6,468円 | 30,000円相当 | 確認できず(0円とみなす) | 約3,968円(0円とみなした数字) | 6,468円(同上) |
| マンション タイプV・16契約以上(ネット+電話) | 4,950円 | 12,000円相当 | 4,950円 | 約4,363円 | 約5,363円 |
| マンション タイプV・8契約以上(ネット+電話) | 5,280円 | 12,000円相当 | 4,950円 | 約4,693円 | 約5,693円 |
いずれも税込・各種割引適用時の金額です。ホーム1ギガ・ネットのみを、初期費用を0円とみなして計算すると約4,360円(月額5,610円×12カ月−還元15,000円を12で割った額)になりますが、実際は初期費用の自己負担26,954円が残るため、上の約6,606円が初期費用込みの数字です。早見表で引いているau PAY残高還元は2026年10月31日申込分までの特典で、右端の列は11月1日以降に申し込む場合(還元ゼロ)です。マンションは建物の配線方式と契約戸数でタイプと料金が変わるため、マンションの2行は代表例である「タイプV」のものです。マンションの自己負担4,950円は、初期費用の総額と割引の上限の差です(後述)。10ギガのネットのみは、初期費用の割引額が10ギガのページで確認できなかったため、初期費用を0円とみなした数字です。
公式の料金概要ページには、ずっとギガ得プランのネット+電話が「実質5,600円(税抜)/月~(6,160円/月~)」と書かれています。この6,160円は、公式のホーム1ギガのトップページに書かれた「3年目~:6,160円/月」と同じ数字で、5,600円×1.1=6,160円でもあります(当サイトの照合、2026年10月24日)。1年目の月額は6,380円なので、この記事の表は6,380円から計算しています。公式の「実質5,600円」と自分の請求を見比べるときは、1年目の請求が6,380円で、6,160円は3年目以降の額である点に注意してください。
一見すると10ギガがいちばん安く見えますが、これは初期費用を0円とみなしている上に還元額が30,000円相当と大きいからで、還元が終わる2年目以降は逆転します。この点は後半で扱います。
申込の窓口は公式のほかに取次代理店もあり、同じauひかりでも窓口ごとにキャッシュバックの額と条件が違います。窓口ごとの違いはauひかりの窓口比較にまとめています。この記事の早見表は公式のau PAY残高還元だけで計算していて、窓口独自の特典は含めていません。
3年間(36カ月)で見た実質月額(ホーム1ギガ)
ずっとギガ得は3年自動更新なので、36カ月で均した数字も並べます。月額は、ネット+電話が1年目6,380円・2年目6,270円・3年目6,160円(公式のホーム1ギガのトップページ、2026年10月24日確認)。ネットのみは1年目5,610円・2年目5,500円・3年目5,390円です(公式の過去キャンペーンページの記載と、ネット+電話の額から電話770円を引いた額が一致するため使いました。現行の料金ページでネットのみの年次別の額は確認できていません)。
| ホーム1ギガ・ずっとギガ得 | 36カ月の月額合計 | 初期費用の自己負担 | 還元(12カ月ぶん) | 実質月額(36カ月換算) | 還元なし(11月1日以降の申込) |
|---|---|---|---|---|---|
| ネットのみ | 198,000円 | 26,954円 | −15,000円 | 約5,832円 | 約6,249円 |
| ネット+電話 | 225,720円 | 0円 | −15,000円 | 約5,853円 | 約6,270円 |
1年目だけで見ると、初期費用の自己負担が重いネットのみのほうが高く(約6,606円と約5,130円)、36カ月で均すとほぼ同額(差は約21円)になります。電話の月額770円ぶん月額が高いかわりに、ネット+電話は初期費用の自己負担が0円になるためです。電話をつけるかどうかは、料金の差よりも、特典の条件(auスマートバリューや乗りかえスタートサポートは電話が条件)で決めたほうが判断を誤りません。いずれもau PAY残高還元以外の割引は入れていません。
なぜサイトごとに「実質月額」が違うのか
同じauひかりを扱っているのに、比較サイトによって実質月額が1,000円以上違うことがあります。理由は単純で、引き算に入れるものが揃っていないからです。主な変数は4つあります。
- 何年で割っているか — 12カ月で割るか、36カ月で割るか
- 還元をいつ受け取った扱いにしているか — 分割付与を初月に全額もらった形で計算していないか
- 電話(月額770円)を入れているか — 多くの特典が電話とのセットを条件にしています
- 新規登録料4,950円を入れているか — 2026年8月1日から3,300円→4,950円に改定されています
本記事は「12カ月・分割付与は12カ月ぶんだけ・電話ありとなしを分けて表示・新規登録料は別枠で明示」という前提に統一しました。他サイトの数字と比べるときは、その記事がこの4つをどう扱っているかを確認すると、差の理由がわかります。
なお、auの案内には同じプランに2つの金額が載っている箇所があります。ずっとギガ得プランのネット+電話は、料金概要のページでは「実質5,600円(税抜)/6,160円」、専用ページでは「1年目6,380円」です。2026年10月24日の再確認で、6,160円はホーム1ギガのトップページが書く3年目以降の額と一致することが分かりました(5,600円×1.1=6,160円、当サイトの照合)。1年目に請求される目安は6,380円なので、本記事は6,380円(2年目6,270円、3年目6,160円)で計算しています。
戸建て(ホーム1ギガ)の実質月額
ネットのみで契約した場合:約4,360円(初期費用を0円とみなした場合)
ずっとギガ得プラン(3年自動更新)のネットのみは、1年目5,610円/月です。
ここから「auひかり超得 au PAY残高還元」が引かれます。ホーム1ギガの場合、月額1,250円(不課税)相当×最大12カ月=最大15,000円相当がau PAY残高に付与されます。
5,610円 × 12カ月 = 67,320円
67,320円 − 15,000円 = 52,320円
52,320円 ÷ 12カ月 = 約4,360円/月
ここに、ネットのみでは残る初期費用の自己負担26,954円(後述)を1年目に入れると、(52,320円+26,954円)÷12カ月=約6,606円です。約4,360円は、電話もつけて初期費用が0円になる場合の考え方をネットのみに当てはめた数字なので、ネットのみの請求の目安にはなりません。
ネット+電話で契約した場合:約5,130円
電話をつけると1年目6,380円/月。ネットのみとの差は770円で、これが電話の月額です。
6,380円 × 12カ月 = 76,560円
76,560円 − 15,000円 = 61,560円
61,560円 ÷ 12カ月 = 約5,130円/月
「それなら電話はいらない」と判断したくなりますが、後述するとおり電話をつけるかどうかは工事費の扱いと特典の条件に直結します。ここだけで決めないでください。
auのスマホを使っているなら、さらに下がる
auスマートバリューは、auひかりを「ネット+電話」のセットで利用していることが条件で、スマホ側の料金から毎月最大1,100円(税込)が割引されます。使い放題MAX+ 5G系、スマホミニプラン+ 5G/4Gなどが最大1,100円です(550円は、プラスなしのスマホミニプラン 5G/4GやU18バリュープランなど)。
注意したいのは、これはネット料金が下がるのではなくスマホ料金が下がる割引だということ。世帯の通信費全体で見れば、ネット+電話の実質5,130円から1,100円ぶん軽くなって約4,030円相当という見方はできますが、auひかりの請求書の金額は変わりません。
適用は自宅インターネット1回線につき、auとUQ mobileの回線をあわせて10回線までです(公式)。家族に複数のau回線があるほど効きます。
家族のauスマホが何人なら、世帯の負担は下がるのか
スマートバリューの割引は、スマホ1回線ごとに付きます(料金プランにより月1,100円または550円)。auひかり(ネット+電話)の負担から、家族のauスマホの割引の合計を引いた額が、世帯の負担の目安です。ほかの光回線と同じ条件で並べるため、次の3つにそろえました。
- 24カ月で均す:ほかの光回線の多くが24カ月の契約を基準にしているためです
- 月額と、契約時にかかる手数料だけを入れる:auひかりは新規登録料4,950円、ほかは契約事務手数料です
- 工事費・au PAY残高還元・窓口のキャッシュバックは、どの回線も入れない:工事費は各社の割引で実質0円になる前提です
auひかりのネット+電話は、1年目6,380円・2年目6,270円なので、24カ月の月額合計は6,380円×12+6,270円×12=151,800円です。新規登録料4,950円を足して156,750円、24で割ると約6,531円になります(当サイトの計算)。ここから家族のauスマホの割引を引きます。
| 家族のauスマホの数 | すべて月1,100円引きの場合の世帯の負担(24カ月で均した額) | すべて月550円引きの場合の世帯の負担 |
|---|---|---|
| 0人(スマホがauではない) | 約6,531円 | 約6,531円 |
| 1人 | 約5,431円 | 約5,981円 |
| 2人 | 約4,331円 | 約5,431円 |
| 3人 | 約3,231円 | 約4,881円 |
| 4人 | 約2,131円 | 約4,331円 |
月1,100円引きの対象は使い放題MAX+ 5G系・スマホミニプラン+ 5G/4Gなど、月550円引きはU18バリュープランなどです(公式)。プランが混ざる世帯は、1人ごとの割引額を足して6,531円から引いてください。ネットのみ(電話なし)ではスマートバリューが付かないため、この表は「ネット+電話」の場合だけです。ご自宅のインターネットの契約者と別姓や別住所の家族のスマホも、店頭の手続きと家族関係を証明する書類があれば対象になります(公式)。
他の光回線と並べると、auひかりは高いのか
同じ条件(月額+契約時の手数料を24カ月で均した額)で、戸建て1ギガの他の光回線を並べます。スマホ割引が付かない人の比較です。
| 光回線(戸建て1ギガ) | 月額(税込) | 契約時の手数料 | 24カ月で均した月額 |
|---|---|---|---|
| GMOとくとくBB光 miniプラン(縛りなし、ルーターレンタル330円込み) | 4,730円 | 3,300円 | 約4,868円 |
| ソフトバンク光(2年自動更新) | 5,720円 | 4,950円 | 約5,926円 |
| ドコモ光(1ギガ・タイプA・2年定期) | 5,720円 | 4,950円 | 約5,926円 |
| auひかり(ネット+電話、ずっとギガ得) | 1年目6,380円・2年目6,270円 | 4,950円 | 約6,531円 |
スマホ割引が付かない人にとって、auひかりは表の4つのなかでいちばん高く出ます。ところが、家族のauスマホの割引を引くと並びが変わります。
- 月1,100円引きのスマホ:1人で約5,431円となり、ソフトバンク光・ドコモ光(約5,926円)を下回ります。2人で約4,331円となり、GMOとくとくBB光 miniプラン(約4,868円)も下回ります
- 月550円引きのスマホ:1人で約5,981円とソフトバンク光・ドコモ光より55円高く、2人で約5,431円と下回ります。3人で約4,881円とGMOとくとくBB光 miniプランよりまだ13円高く、4人で約4,331円と下回ります
この表の読み方で注意したい点が3つあります。
- ソフトバンク光・ドコモ光にも、それぞれのスマホ会社のセット割(ソフトバンクのおうち割 光セット、ドコモ光セット割)があります。表はスマホがauの世帯の比較で、スマホがソフトバンクやドコモの世帯は別の計算になります
- au PAY残高還元15,000円相当(2026年10月31日申込分まで)を24カ月で均すと月625円で、auひかりの数字からそのぶん下がります。一方、ほかの回線にも提供元や窓口の特典があり、この表には入れていません。特典を入れる比較は、同じ入れ方で両方に入れてください(窓口の違いはauひかりの窓口比較)
- auひかりを解約するときは、ずっとギガ得プランの契約解除料4,730円(契約満了月の当月・翌月・翌々月は無料)がかかります。24カ月より前にやめる可能性が高い人は、この表の前提(24カ月使う)から外れます
auスマホの家族がいない世帯は、auひかりの月額だけで他社と並べることになるため、この表では高い側に出ます。家族のauスマホが複数いて、ネット+電話の契約(電話770円)に抵抗がなければ、auひかりは割引の合計で逆転します。スマートバリューの条件や割引額の詳細はauひかりのセット割(auスマートバリュー)にまとめています。
マンションの実質月額
マンションは、建物の配線方式と対応戸数によってタイプと料金が変わります。ここでは代表例のタイプVで計算します。
16契約以上に対応した建物:約3,950円(新規登録料を除く)
ネット+電話で4,950円/月(内訳はネット4,180円+電話770円)。マンション向けのau PAY残高還元は最大12,000円相当です。
4,950円 × 12カ月 = 59,400円
59,400円 − 12,000円 = 47,400円
47,400円 ÷ 12カ月 = 約3,950円/月
8契約以上に対応した建物:約4,280円(新規登録料を除く)
同じタイプVでも、8契約以上対応の建物は5,280円/月(ネット4,510円+電話770円)と、330円高くなります。
5,280円 × 12カ月 = 63,360円
63,360円 − 12,000円 = 51,360円
51,360円 ÷ 12カ月 = 約4,280円/月
同じ「auひかりマンション」でも、住んでいる建物によって月額が変わります。マンションにはこのほかタイプG・タイプE・タイプF・都市機構・ギガ・ミニギガといったタイプがあり、それぞれ料金が異なります。本記事はタイプV以外の料金を確認できていないため、自分の建物がどのタイプかは申込前に必ず確認してください。
マンションで見落としやすい4,950円
マンションの初期費用は「新規登録料4,950円+工事費33,000円」と案内されています。一方、初期費用相当額割引のマンション向けの上限は33,000円です。
つまり割引の上限(33,000円)と初期費用の総額(37,950円)には4,950円の差があります。この4,950円を実質月額に含めると、16契約以上の建物で次のようになります。
(47,400円 + 4,950円) ÷ 12カ月 = 約4,363円/月
1年目で見ると、新規登録料を入れるかどうかで実質月額は約410円変わります。他サイトの数字と食い違うときは、ここが原因のことがあります。早見表には、この4,950円を入れた約4,363円(16契約以上)と、同じ計算の約4,693円(8契約以上)を載せています。
10ギガ・5ギガは「エリアが限られる」が最大の壁
まず前提として、提供エリアの案内は次のようになっています。
- ホーム1ギガ:全国(一部を除く。公式では、大阪府・京都府・和歌山県・奈良県・滋賀県・兵庫県・三重県・愛知県・静岡県・岐阜県・沖縄県を除く)
- ホーム10ギガ・5ギガ:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリア
- マンション:沖縄県を除く全国
10ギガ・5ギガは1都3県の一部のみです。実際の可否は郵便番号でのエリア検索で判定する建て付けなので、この記事の数字を見る前に、まず自分の住所が対象かを確認するのが先になります。
5ギガは1ギガと同額(1年目)
ずっとギガ得プランのネットのみで、5ギガは1年目5,610円と、1ギガとまったく同じ金額です。これは「超高速スタートプログラム」(550円/月を3年間割引)が効いているためです。エリア内なら、5ギガを選ばない理由が料金面ではほぼありません。
10ギガは6,468円、1ギガとの差はちょうど858円
10ギガのネットのみは1年目6,468円。1ギガの5,610円との差は858円です。
公式のauひかり10ギガのページでは、10ギガの1年目の料金は「高速サービス利用料1,408円/月、超高速スタートプログラム−550円、10ギガスタート割引−858円」と案内されており、「ホーム1ギガと最大1年間月額利用料が同額」とされています。6,468円の表示は、858円の割引を含まない額です。したがって、1年目の10ギガは、割引を適用すると6,468円−858円=5,610円(当サイトの計算)で、1ギガと同額になります。
本記事の早見表では、10ギガの858円の割引は引かずに計算しています。割引を引くと、10ギガの1年目の実質月額は約3,968円よりさらに低くなります(当サイトの計算で約3,110円)。ただし10ギガスタート割引は、公式ページに「2026年10月31日お申し込み分をもって終了」と明記されています。11月1日以降の申込では858円の割引は受けられません。
4年目からの落とし込みに注意
超高速スタートプログラムの550円/月割引は3年間です。4年目以降は、auスマートバリューまたはUQ自宅セット割に加入している人だけ550円割引が続き、未加入だと割引がなくなります。10ギガ・5ギガを長く使う前提なら、スマホ側のセット割まで含めて考えないと4年目に月550円上がります。
「最大15,000円還元」の正直な中身
見出しの金額は大きく見えますが、内訳を見ると受け取り方はかなり違います。
❌ よくある誤解:契約したら15,000円がまとめて振り込まれる
⭕ 実際:月1,250円相当×最大12カ月に分けてau PAY残高へ付与される
つまり15,000円相当を受け取り終わるのに1年かかります。しかも現金振込ではなくau PAY残高への付与です。au PAYを日常的に使わない人にとっては、現金15,000円と同じ価値ではありません。
金額の目安は次のとおりです。
| 対象 | 還元額 |
|---|---|
| ホーム1ギガ | 最大15,000円相当(1,250円×最大12カ月) |
| ホーム10ギガ | 最大30,000円相当 |
| マンション | 最大12,000円相当 |
この特典の対象期間は2026年7月1日から2026年10月31日までと公式ページに明記されています。11月1日以降の申込は対象外となる見込みで、後継の特典があるかは公式では告知されていません。11月以降に申し込む場合は、この記事の実質月額を「還元ゼロ」で読み替えてください。
乗り換えなら、もう一段下がる可能性がある
他社の自宅インターネットや指定のホームルーター・モバイルルーターから乗り換える場合、「乗りかえスタートサポート特典」で解約違約金相当額が還元されます。ただし還元の上限はプロバイダによって2段階に分かれます。
| プロバイダ | 上限 | 内訳 |
|---|---|---|
| au one net/@nifty/@TCOM/BIGLOBE/So-net | 最大30,000円 | au PAYチャージ最大10,000円+月額割引1,000円/月×最大20カ月 |
| Asahi Net/DTI | 最大15,000円 | au PAYチャージ最大5,000円+月額割引1,000円/月×最大10カ月 |
同じauひかりでも、選ぶプロバイダで還元上限が倍違います。乗り換えで違約金が出ている人ほど、この選択の影響は大きくなります。
ここも「最大30,000円」の中身に注意が必要です。20,000円ぶんは1,000円/月×20カ月の月額割引なので、1年目のあいだに反映されるのは最大12,000円ぶん。残りは2年目にまたがります。
条件は「ずっとギガ得プラン+電話」への新規申込であること。電話が必須です。
なお、この乗りかえスタートサポートと前述のau PAY残高還元を同時に受けられるかどうかは、確認したページに明記がありませんでした。両方を足した金額を前提に予算を組むのは避けて、申込時に併用可否を確認してください。本記事の早見表も、この2つを足し合わせた数字は載せていません。
還元を取りこぼす4つの落とし穴
金額そのものより、受け取り損ねるほうが損失は大きくなります。実際に条件として明記されているものだけを挙げます。
1. au PAY利用開始登録の期限
au PAY残高還元は、利用料金発生月の翌月末時点でau PAYの利用開始登録が完了していることが条件です。「そのうちやろう」と後回しにすると、最大15,000円相当がまるごと消えます。回線が開通したらその月のうちに済ませてしまうのが安全です。
2. 乗りかえサポートは「申請書の送付」が要る
乗りかえスタートサポートは自動適用ではなく、auひかりの申込月を含めて12カ月以内に申請書を送付する必要があります。他社の解約手続きや引っ越しでばたついているあいだに期限が来るパターンが典型的です。申込直後にカレンダーへ期限を入れておいてください。
なお、公式の条件には注意点があります。「超得 au PAY残高還元」は、au Style/auショップ・トヨタ au取扱店・UQスポット・auホームページ・KDDIブロードバンドキャンペーンセンター限定で、au one net限定です(ホーム1ギガ最大15,000円、10ギガ最大30,000円)。乗りかえスタートサポートも、au取扱店またはUQ取扱店以外からの申込みは対象外で、auひかり・auスマートバリュー/自宅セット割の対象の他社FTTHからの乗り換えも対象外です。代理店経由で付くかどうかは、公式では確認できません。また、2026年9月17日からは、公式のauひかりのページの最上位が「auひかりプラス」(BIGLOBE・So-net・@nifty向け)になり、従来のauひかりは「その他プラン」の扱いになっています。この記事は従来のauひかり(2026年9月4日時点)を扱っています。
3. 対象外になるケースがはっきり決まっている
au PAY残高還元は、次のいずれかに当てはまると対象外です。
- auひかり ちゅら
- 法人名義での契約
- 沖縄県での申込
- 既契約のキャンセル、または解約後の加入
「解約後の加入」が対象外という点は見落とされがちです。いったん解約して入り直す形は特典の対象になりません。
4. 特典の多くが「au one net+ずっとギガ得+電話」前提
au PAY残高還元はau one netの「ずっとギガ得プラン」新規契約が条件、乗りかえスタートサポートは「ずっとギガ得プラン+電話」が条件、auスマートバリューも「ネット+電話」が条件です。
縛りのない標準プランを選んだり、電話を外したりすると、特典の対象から外れるものが出てきます。「月額が安いプランを選んだら還元がもらえなかった」は、実質月額でいちばん痛い失敗です。
実質月額の外側にある費用
早見表の数字に入っていない、しかし実際には発生しうる費用を並べます。
新規登録料 4,950円
2026年8月1日から3,300円→4,950円に改定されています。改定前の3,300円を載せている記事はこの時点で情報が古いので、他の金額も疑ったほうが安全です。
初期費用相当額割引の「電話側」に半分以上が乗っている
ホームの初期費用は48,950円(工事費含む)で、初期費用相当額割引によって実質0円と案内されています。ずっとギガ得プランの場合、その割引の内訳は次の2本立てです。
- ネット側:初回644円 + 628円×34カ月 = 21,996円
- 電話側:770円×35カ月 = 26,950円
- 合計:48,946円(初期費用48,950円とほぼ一致)
注目したいのは電話側の26,950円で、これは電話の月額770円×35カ月とちょうど同額です。初期費用を0円にする割引のうち、半分以上が電話側に乗っています。
ネットのみで契約した場合の初期費用は、公式に書かれています。「ネット単体、ネット+テレビでのお申し込みも可能ですが、その場合は、ネットのみの割り引きとなりますのでご注意ください」とあり、ネット側の割引は644円+628円×34回=21,996円です。初期費用48,950円との差26,954円(当サイトの計算)は、ネットのみでは実質0円になりません。上の約4,360円は、初期費用を0円とした前提の数字です。
また、この割引は35カ月かけて月々を相殺していく形なので、途中で解約すると割引を受け切れない分が残ります。公式のずっとギガ得プランのページには、分割払いで途中解約した場合は、最終請求月に初期費用の残額を契約期間に応じて低減して一括請求すると書かれています。
契約解除料
| プラン | 契約期間 | 解除料 |
|---|---|---|
| ずっとギガ得(ホーム) | 3年自動更新 | 4,730円 |
| ギガ得(ホーム) | 2年自動更新 | 4,460円 |
| 標準プラン(ホーム) | なし | なし |
| マンション お得プランA | 2年自動更新 | 2,290円 |
いずれも契約満了月の当月・翌月・翌々月の3カ月間(更新期間)なら無料です。また、引っ越し先でauひかりを継続する場合は解除料がかかりません。
なおギガ得プラン(2年)の4,460円は、今回確認した料金ページ上では再確認できず、以前に確認した値のままです。2年契約を検討する場合は、この金額だけは申込時に改めて確認してください。
この記事が断言しないこと
ずっとギガ得プランの2年目・3年目以降の年次別の基本料金は、公式の過去キャンペーンページ(超得割、終了済み)に「ネットのみ5,610円(13カ月目以降は5,500円、25カ月目以降は5,390円)」と書かれています。公式のホーム1ギガのトップページには、ネット+電話の額として「2年目:6,270円/月、3年目〜:6,160円/月」と書かれています(2026年10月24日に再確認)。この2つは、電話の月額770円を引くと一致します。ただし、ネットのみの年次別の額は現行の料金ページでは確認できていません。
ずっとギガ得は3年自動更新なので、「3年間の総額 ÷ 36カ月」で語るのが本来の形です。そこでホーム1ギガについては、上の一致を根拠に、ネットのみも36カ月換算の表を載せました。ネットのみの行は、現行の料金ページで裏取りできた数字ではなく、この一致にもとづく目安です。
一方、10ギガ・5ギガ・マンションの2年目以降の月額は確認できていないため、これらは1年目までしか計算していません。3年間の実質月額を出している記事を見かけたら、その2年目以降の金額の出どころを確認することをおすすめします。
同様に、以下も確認できていないため、本記事では扱っていません。
- ホーム1ギガのギガ得プラン・標準プランの「ネットのみ」の実質月額(ギガ得プランのネットのみ月額5,720円は公式のギガ得プランのページに表示がありますが、本記事の計算には入れていません)
- マンションのタイプG・E・F・都市機構・ギガ・ミニギガの料金
- UQ mobile自宅セット割(インターネットコース)の割引額
- ホーム5ギガ向けのau PAY残高還元の額
向いている人・慎重に考えたい人
向いている人
- 家族にauのスマホ回線が複数ある人 — auスマートバリューは1回線につき家族合計10回線まで効くので、回線数が多いほど世帯の通信費が下がります
- 1都3県の一部エリアに住んでいて速度も欲しい人 — 5ギガが1ギガと同額(1年目)で使えるのは明確な利点です
- 他社からの乗り換えで違約金が出ている人 — プロバイダをau one net/@nifty/@TCOM/BIGLOBE/So-netから選べば還元上限が最大30,000円になります
慎重に考えたい人
- 短期間で解約する可能性がある人 — 初期費用相当額割引は35カ月かけて相殺する形なので、途中解約すると割引を受け切れない分が残ります。加えて解除料4,730円(ずっとギガ得)がかかります
- 固定電話をどうしても契約したくない人 — 特典の多くが電話とのセットを条件にしており、初期費用相当額割引も半分以上が電話側に乗っています
- 沖縄県で申し込む人・法人名義の人 — au PAY残高還元の対象外です
- au以外のスマホを使う予定の人 — スマートバリューが効かないぶん、実質の負担は表の金額のままになります
よくある質問
Q. 賃貸のマンションでも契約できますか。
マンションタイプは沖縄県を除く全国が提供エリアですが、建物ごとに導入されている設備(タイプV・G・E・F・都市機構・ギガ・ミニギガなど)が異なり、タイプによって料金も変わります。まず自分の建物がどのタイプで対応しているかを確認するところからになります。
Q. 縛りのない標準プランにすると実質月額はどうなりますか。
標準プランは契約期間の縛りも解除料もない代わりに、ネット+電話で7,480円/月〜と月額が上がります。加えて、au PAY残高還元も乗りかえスタートサポートも「ずっとギガ得プラン」が条件のため、特典の対象から外れます。実質月額で見ると差はかなり大きくなります。
Q. 法人名義でも特典は受けられますか。
au PAY残高還元は法人名義が明確に対象外です。
Q. 引っ越すときに解除料はかかりますか。
引っ越し先でauひかりを継続する場合は解除料がかかりません。また、引っ越しに伴う申込にはau PAY残高10,000円相当を還元する「お引っ越しサポート特典」も案内されています(公式では、お引っ越し元・先ともプロバイダがau one netに限るなどの条件があります)。
Q. 10ギガと1ギガ、結局どちらが安いですか。
初期費用を0円とみなして1年目だけを並べれば10ギガ(約3,968円)のほうが1ギガ(約4,360円)より安く出ます。ただしこれは10ギガの還元が30,000円相当と大きいためで、還元が終われば月額の差(858円)がそのまま効いてきます。長く使う前提なら1年目の数字だけで決めないほうが安全です。
よくある質問(続き)
Q. auひかりの実質月額はいくらですか?
A. 1年目の実質月額は、ホーム1ギガ・ネット+電話で約5,130円、ネットのみは初期費用の自己負担26,954円を入れると約6,606円です(初期費用を0円とみなした場合は約4,360円)。36カ月で均すとネット+電話は約5,853円、ネットのみは約5,832円で、いずれもau PAY残高還元15,000円相当を引いた場合です。2026年11月1日以降の申込は還元がなく、約6,270円と約6,249円になります。プランや契約内容によって金額は変わります。
Q. なぜ比較サイトによって実質月額の数字が違うのですか?
A. 「何年で割っているか」「還元をいつ受け取った扱いにしているか」「電話(月額770円)を含めているか」「新規登録料4,950円を含めているか」の4点の扱いが記事ごとに違うためです。
Q. 「最大15,000円還元」は確実にもらえますか?
A. 条件を満たせば受け取れますが、記事内で初期費用や新規登録料など見落としやすい費用を別途確認する必要があります。
Q. 家族のauスマホが何人なら、auひかりは他の光回線より世帯の負担が下がりますか?
A. 新規登録料4,950円を含め、工事費・還元・窓口のキャッシュバックを入れずに24カ月で均すと、auひかり(ネット+電話)は約6,531円です。スマートバリューが月1,100円引きのスマホなら2人(約4,331円)で、GMOとくとくBB光 miniプラン(約4,868円)を下回ります。月550円引きのスマホなら4人(約4,331円)で下回ります。ソフトバンク光・ドコモ光(約5,926円)は、月1,100円引きなら1人、月550円引きなら2人で下回ります。ネットのみ(電話なし)ではスマートバリューは付きません。
この記事の確認時点について
本記事の金額・条件は、KDDIが公開しているauひかりの料金ページおよび各特典の案内ページで2026年9月4日時点に確認した内容にもとづいています。au PAY残高還元の対象期間と10ギガスタート割引の終了は、2026年10月23日に公式ページで再確認して追記しました。2026年10月24日には、ホーム1ギガの2年目・3年目の月額(ネット+電話)と、公式のインターネット回線の案内でauひかりプラスが最上位になっていることを、公式の表示本文で再確認しています。
家族のauスマホの人数別の表と、他の光回線との比較(GMOとくとくBB光 miniプラン・ソフトバンク光・ドコモ光)は、2026年10月24日に、auのスマートバリューのページ、ホーム1ギガの料金ページと、他社の月額・契約事務手数料を当サイトの価格データで確認して作りました。月額・手数料のどれかが動くと、並びは変わります。
通信サービスの料金と特典は変動が大きく、本記事内でも「新規登録料が2026年8月1日に3,300円→4,950円へ改定」「au PAY残高還元は2026年7月1日開始、2026年10月31日申込分まで」といった動きがありました。申込の際は、最新の条件をご自身でご確認ください。
なお、ページによって金額の表記が食い違っていた箇所(ずっとギガ得ネット+電話の月額、初期費用相当額割引の総額)については、読者が見積もりを立てたときに実際の請求が想定を上回らない側の数字を使い、食い違いがあること自体も本文中に書いています。
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