結論から書きます。誰でもWi-Fiには、キャッシュバックや月額割引といったキャンペーンの案内が見当たりません。サービスのトップページ、料金プランのページ、紹介ページ、製品ページ、よくある質問、契約約款まで一通り確認しても、キャッシュバック・事務手数料無料・月額割引のいずれの記載もありませんでした。新着情報の欄にも、直近の告知はキャンペーンではなく配送や新機能に関するものだけです。
つまり、この回線を検討するときに見るべき数字は「キャンペーンでいくら戻るか」ではなく、月額と初期費用を合わせた実質月額の一点になります。だれでもモバイル(同社の携帯回線)を契約していない方が手数料なしプランを24ヶ月使った場合、当サイトの計算では実質月額8,118円です。
「キャンペーン」で検索すると混同しやすい落とし穴
誰でもWi-Fiを提供しているのは、だれでもモバイル株式会社です。同社は「だれでもモバイル」という審査なしのSIMサービスも提供しており、そちらのSIM側には事務手数料を実質無料にする案内と初月の利用料に関する案内があります。
ここが最大の注意点です。このSIM側の案内は、誰でもWi-Fi配下のページには一切書かれていません。誰でもWi-Fiの事務手数料が無料になるという意味ではないため、「キャンペーンがあるらしい」と思って申し込むと、後述する初期費用をそのまま負担することになります。Wi-Fiの話とSIMの話を分けて読むことが、この商材では特に重要です。
料金は「2つのプラン × 3段階」の6通りに枝分かれする
誰でもWi-Fiの料金は、①初期費用の払い方(2プラン)と②だれでもモバイルの契約状況(3段階)の掛け合わせで決まります。いずれも税込です。
| だれでもモバイルの契約状況 | 手数料ありプランの月額 | 手数料なしプランの月額 |
|---|---|---|
| 契約なし | 6,980円 | 7,980円 |
| 1GBプランを契約 | 5,980円 | 6,980円 |
| 3GBプラン以上を契約 | 5,480円 | 6,480円 |
| 項目 | 手数料ありプラン | 手数料なしプラン |
|---|---|---|
| 契約事務手数料 | 10,000円 | 3,300円 |
| 月額の水準 | 安い | 手数料ありプランより1,000円高い |
「手数料なしプラン」でも3,300円はかかる
プラン名は「手数料なし」ですが、料金ページには契約事務手数料が一律3,300円と明記されています。手数料が完全にゼロになるプランではありません。 名前の印象で選ぶと、初期費用の見積もりがずれます。
正確には「初期費用10,000円を先に払って月額を1,000円下げる」か、「初期費用を3,300円に抑えて月額を1,000円上げる」かの二択です。24ヶ月使うなら月額1,000円の差は初期費用の差より大きくなるため、長く使うほど手数料ありプランが有利になります。
実質月額8,118円はどう計算しているか
当サイトでは、だれでもモバイルを契約していない方が手数料なしプランを24ヶ月使うケースを代表値にしています。月額7,980円に、契約事務手数料3,300円を24ヶ月で割り戻して足した金額が8,118円です。
条件が6通りに枝分かれするため、他のケースは上の表から同じ考え方で計算できます。月額に「初期費用 ÷ 24ヶ月」を足すだけです。キャンペーンによる還元がない分、この計算に不確定な要素が入らないのは、裏を返せば分かりやすい料金体系ともいえます。
実質月額を下げる唯一の道はセット契約。ただし単純比較はできない
キャンペーンがない以上、月額を下げる手段はだれでもモバイル(SIM)を一緒に契約することだけです。1GBプランの契約で500円、3GBプラン以上の契約で1,000円、Wi-Fiの月額が下がります。
ただしここも注意が必要です。割引を受けるにはSIM側の月額が別途かかります。 10分かけ放題付きのプランで1GBが1,990円、3GBが3,700円です。Wi-Fiの月額だけを見て「1,000円安くなる」と判断すると、通信費全体ではむしろ増えます。すでにスマホを他社で契約している方が、この割引のためだけにSIMを追加するのは合理的ではありません。もともと審査なしのSIMも必要としている方にとってだけ意味のある割引です。
契約前に確認したい5つの費用
キャンペーンがない商材では、還元の取りこぼしよりも「想定していなかった請求」が家計への打撃になります。誰でもWi-Fiで押さえておくべきものは次の5つです。
1. 24ヶ月の契約期間と解約事務手数料
契約期間は24ヶ月です。0〜12ヶ月目の解約で20,900円、13〜24ヶ月目で15,400円の解約事務手数料がかかります。無料になるのは更新月である25ヶ月目だけです。「審査なしで気軽に契約できる」という入口の手軽さに対して、出口の負担は軽くありません。
2. 端末の返却漏れによる請求
端末はレンタル品です。解約後2週間以内に返却が到着しない場合、25,000円が別途請求されます。解約手続きを終えた時点で安心せず、返送まで完了させてください。
3. プラスエリアモードの追加料金と容量上限
通信は基本的に無制限ですが、プラスエリアモードを使うと月1,500円が加算されます。この加算は端末側で設定して使うと自動的に発生します。またプラスエリアモードは30GBまでで制限がかかるため、無制限の対象外です。
4. 支払い方法が銀行引き落としのみ、しかも前払い
月額の支払いは銀行引き落としのみです。しかも翌月分を前月27日に振り替える前払い方式で、たとえば12月利用分は11月27日の振替になります。口座残高の管理を月末に寄せている方は、引き落とし日を先に手帳へ入れておいたほうが安全です。支払いが滞った場合は督促手数料550円、強制解約に至った場合は強制解約違約料20,000円という定めもあります。
5. 端末代金の記載が2種類ある
紹介ページではレンタルのWi-Fiが無料と記載されている一方、製品ページのモバイル型端末には27,720円という価格の表記があり、レンタルなのか購入なのかがそのページ上では明示されていません。申し込みの前に、端末が無料レンタルである旨を申込画面や案内で確認しておくことをおすすめします。
回線とエリアの前提
誰でもWi-Fiが使っているのはUQ WiMAXの回線で、5Gに対応しています。複数の回線を切り替えるクラウドSIMではありません。データ通信専用で、通話には使えません。端末はモバイル型と据置型の2種類が用意されています。大量に通信した場合はWiMAX側の判断で制限がかかることがある、との注意書きもあります。
向いている人・向いていない人
向いている人は、審査に不安があり、顔写真付きの身分証明書だけで通信環境を確保したい方です。この商材の価値はキャンペーンの金額ではなく、審査なしで契約できるという一点にあります。ここに強い必要性がある方にとっては、他社の安さと比べる意味はあまりありません。
向いていない人は、単純に通信費を安くしたい方です。実質月額8,118円はWiMAX系の料金としては高い水準で、24ヶ月の縛りと最大20,900円の解約事務手数料も軽くありません。審査に不安がないのであれば、キャッシュバックのある他社を比較したほうが総支払額は下がります。
申し込み・最新の料金確認はこちら
料金と条件は変更されることがあります。申し込みの前に、提供元であるだれでもモバイル株式会社のサービスページで最新の内容をご確認ください。
👉 誰でもWi-Fiのサービスページで料金・申し込み条件を確認する
契約状況によって月額が3段階に変わるため、申し込み画面では「だれでもモバイルの契約有無」と「手数料あり/なしのどちらのプランか」の2点を必ず確認してから進めてください。この2点で、24ヶ月の総支払額は大きく変わります。
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